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芭蕉会議 第二回特別展 「金井巧の四季」
秋の句
頬杖をつく指先の秋思かな また消えし明治の家屋秋しぐれ
わたり来し刈田の匂ひ満つる風 離れ住む子に書く便り秋灯下
菊の香につつまれ同居四世代 一葉の汲みたる井戸の秋の水
コスモスの大海原に妻沈む 子の任地逸れて台風衰へぬ
秋めくや舗道に映る屋台の灯 秋刀魚食ぶ路地も長屋も井戸も消え
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