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深雪底よりふはふはと春の水

■200803_01
海紅 2008/03/03-13:57 No.[4386]-------------------------------------

深雪底よりふはふはと春の水


三木喜美 2008/03/11-16:34 No.[4403]-----------------------------------

「春知れと谷の細水もりぞくる岩間のこほりひま絶えにけり」〔西行〕の歌を彷彿とさせるこの句は、雪解けの水が静かに流れてくる音が聞こえる如くで、春の到来の何か嬉しい気持ちが湧いてくるような気がします。ふはふはの表現が優しくて私は好きです。


うっつー 2008/03/23-03:15 No.[4647]---------------------------------------

(´・ω・`)やぁProfessor.

この句は俳句というものの本来性を思い出させてくれるような素敵な句ですね。

現在では、絵画にせよ、音楽にせよ、文学にせよ、いかなる人間の文化的活動は高度に専門化されてしまって、そこに元々あったはずの「遊び」という要素が等閑にされてしまっているような感が否めませんね。

俳句は俳句らしくするために、和歌から派生した雅語を使わなければならず、そうではなない言葉は省くべきである、と大学教授なら言いそうだなぁ、と思っていましたがそうではなかったみたいですね(^^;)

俳句らしくの「らしく」ってなんでしょうね。

昔読んだ外山滋比古『ことばの作法』にも同じようなことが書いてあったように思います。

「ふはふは」という言葉をこれほどまでに句全体の文脈の中に合致させ、その部分から全体を彩るようなこの句は素直に素敵だなぁ、と思いました(^^)

PS.女性問題に悩まされgoogleメアド(g-mail)を削除しましたのでお知らせします

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