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 ■202510_02
 海紅   2025/10/17-13:57  No.[9391]
    木犀に残る香を掃き人悼む

海紅山房   2025/10/20-14:34  No.[9392]
 
    作者が最初に書き込むのは違反な気がしますが、こたびはお許しください。

掲出の句は友人の御尊父の追悼句です。一度お目にかかって、その温厚な爲人を記憶しています。それで、わが家の一本の金木犀の花を掃きながら、偲ぶ句を詠みました。「残る香」に記憶を重ねたつもりです。

ところが、その後、御尊父が亡くなったかどうか、記憶が曖昧になり、あろうことか友人に確かめてしまいました。そのとき、「老いとは、このように訪れるのか」と慨嘆。ときどき最近の記憶がボンヤリして、子どものころのことばかり思い出すこのごろ。

またどこかで失礼があってはいけませんので、以上告白しておきます。
 

海紅山房   2025/10/20-15:37  No.[9393]
 
    ついでながら「記憶とは不確かなもの鉦叩」の際にも、この句を詠んだ時の作意を思い出せず、削除しようかと思っていましたところ、複数のみなさまが助け舟を出してくださり、面目を保つことができました。読者があることに、こんなに感謝したことはありません。
 

美知子   2025/10/20-16:29  No.[9394]
 
    歩いていると、どこからか金木犀の香り。秋だなあと感慨にふける昨日今日。この句、大好きです。
誰とはなく、一入、人恋しさが増し、何かしらの切なさを感じさせる金木犀の香り。私はいつも母を思い出します。誰かしらに想いを寄せるのもこの季節。日本の四季にこんなしっとりとした季節があるなんてしみじみといいなあと思います。
     
    木犀の香に振り返り母おもふ
 

つゆ草   2025/10/23-12:51  No.[9395]
 
    いつも前向きでお元気な先生の、「老いとは、このように訪れるのか」のお言葉に少し驚いています。
金木製の香りのせいでしょうか?

椎名さんのお母様を詠まれた句もとてもしみじみとして良い句ですね。
 

つゆ草   2025/10/23-18:32  No.[9396]
 
    金木犀の字に誤りがありました。私こそ既に老いを痛感しております。
 

貴美   2025/10/25-16:17  No.[9397]
 
    誰とはなく人恋しくさせる金木犀のかおり、に同感です。
この香りのする季節が好きです。
 先日、友人の葬式がありました。ご住職の「故人をしのぶ香りというものは、姿は見えないが心は感じとって、それは魂までとどく」と話しておられ、印象深く拝聴しました。この追悼句を送られた方は喜ばれ、感慨深くされたのではないでしょうか。
 

美知子   2025/10/26-13:47  No.[9398]
 
    先生がこの句のことで、不確かな記憶と「老いとは」と心配されていましたが、私もどこかでお会いした句だと思っておりました。ちょっと気になって、今日、さがしてみました。
2023年10月、先生が豊橋での学会に参加されるための準備と学会、とてもお忙しい時の掲載であったことが先生の書き込みでわかりました。この頃、とてもハードスケジュールでご活躍の時期でいらっしゃって、今回の先生のご心配は杞憂だったようです。
その時も私の大好きな句だと書き込んでいました。とても印象に残った句でしたので。また楽しみでております。
 

美知子   2025/10/26-14:03  No.[9399]
 
        秋風の運んで来たる一つの訃

10月前期の句、セットになって、お心の伝わってきますが、単独でも、しみじみといい句だと思いました。
 

海紅山房   2025/10/27-09:48  No.[9400]
 
    時間をさかのぼりつついただいた、思いやりのことばの数々に感謝いたします。先立たれた方々への最大の供養は〈残された人々が日々を大切に生きる〉こと以外にないと思います。引きつづき丁寧に暮らしたいと思うばかりです。
 



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