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■202503_02 海紅 2025/03/17-17:02 No.[9313] |
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| 春雨が好き濡れてゆく髪が好き | |||
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蛙星
2025/03/18-00:15 No.[9314]
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何という句?!まるで乙女が詠んだかのような一句ですね。 春雨だからドシャ降りではないでしょう。しっとりと降る雨のような印象です。そんな春雨だから髪に濡れてもどこか心ウキウキ、とまでいかなくても悪い気じゃないな、といった一句でしょうか。春の気分の軽やかさが感じられる好句です。 余談ですが、拙句「亀鳴いてどこかで鳥の声がして(蛙星・未発表句)」をなんとなく思い出しました(全く似てませんが)。 | |||
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千年 2025/03/25-21:34 No.[9315] | |||
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春雨が好き濡れてゆく髪が好き 海紅 間近に響き渡るウグイス 千年 | |||
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海紅山房 2025/05/31-16:52 No.[9333] | |||
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服部土芳の『三冊子』(元禄15)なる書名は三部構成という意味で、その第三部を「わすれ水」といい、一部・二部に漏れた芭蕉遺語を紹介。中に「四季の雨」の解説があって、「春雨はをやみなく、いつまでも降りつづくやうにする。三月をいふ。二月末よりも用ふるなり。正月・二月はじめを春の雨となり」とある。 ここから、「春の雨と春雨の意味は異なる」とする見解にボクは加担しない。意味は一句(詩)の全体がおのずから明らかにするはずだから。 よって「春の雨好き濡れてゆく髪が好き」と記憶されても気にしない。今は年を重ねて「濡れてゆく」ほどの髪の毛はないけれど、雨の音が聞こえると無防備に濡れに出る三つ子の魂は失せていない。 | |||