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 ■白山連句会第二十五回興行
    2017/12/04-14:28  No.[1773]
     
  歌仙「冬空の」の巻

冬空のかくまで青き集ひかな  海紅
 落葉踏む音積もる短冊    真美
棟梁の木組試しつ墨引いて   瑛子
 こげぬ三輪進むズルズル   喜美子
なまじつか手出しは不要月の舟 無迅
 そよぐと見せて光る穂芒   酢豚

お社に賑恤米記雁渡る     千年
 講話させれば立て板に水   海紅
馴れ初めは仕事帰りの新幹線  真美
 馬車を待つ間の夢のひと時  瑛子
お酒もう昼から飲むの止めなさい 喜美子
 還暦前に逝きし同朋     千年
月涼し窓辺になびく千羽鶴   真美
 絹のスカーフ草木染とは   梨花
山里の暮らしを縫ひし塩の道  瑛子
 埋蔵金を掘つて尻もち    真美
魂込めて野に植ゑ替へす花の主 千年
 春の海越え地球のうらへ   喜美子
ナオ
トランクに司牡丹とちりめんと 無迅
 晩餐会の座興時蕎麦     梨花
落ちるものミサイルヘリの窓命 千年
 子どもながらに真似るカンフー 真美
冬薔薇なかなか溶けぬ角砂糖  無迅
 石畳行くふたり初雪     瑛子
ゆつたりとチェロみたいだな君の声 由美
 すつぴんのまゝ心通はす   真美
日帰りの遍路続けて心太    千年
 忘れ扇の香るほのかに    瑛子
満月の四条五条に戦の碑    喜美子
 そぞろに寒しカルタ取り合ふ 真美
ナウ
体幹を整へ四肢を伸びやかに  由美
 まず受け止める横綱の胸   瑛子
駅前のうどんすすれば雨上がる 千年
 海女の肌着は海の羽衣    海紅
泣きべその輝いてゐる花ふぶき 瑛子
 拾つた子猫飼ふことになり  由美

(平成29年12月4日首 同12月27日尾 千年捌)










 

千年   2017/12/04-16:03  No.[1774]
 
    それでは、連衆の皆さま第25回の白山連句を始めます。今回御参集いただく連衆は、掲示板でお知らせしましたように、12月2日の10周年記念の白山句会(欠席投句の方含む)、懇親会に参加された約30数名の方々です。次の20周年に向けての最初の一座となりますので、より多くの、特にまだ白山連句に付けをされていない「新人」の方々にご登場いただきたいと思っています。
楽しい連句の運びになるよう心掛けますので、皆さま合力よろしくお願いいたします。
 

千年   2017/12/04-16:14  No.[1775]
 
    記念誌『芭蕉会議の十年』29ページ下段。「希望さんの<連句の座に列するにつき一番大事なのことは心のゆとり(連句を楽しむ心)なのだ>に感動。@前句の解釈と鑑賞をして自分は何を感じたか。A感じたことは打越に障らないか、この二点で」(海紅先生)皆さん遊びましょう。

発句は、

冬空のかくまで青き集ひかな 海紅

それでは、皆さま脇の句(七七)をお願いいたします。脇は打越を気にすることのない短句。できるだけ複数の方の付句をいただいて捌いていきたいと思いますので、皆さまよろしくお願いいたします。ではまた明日。
 

eiko yachimoto   2017/12/04-17:22  No.[1776]
 
    今年初めての連句興行、今を置いてありませんね。おめでとうございます。脇はぜひ全員で! 

冬空のかくまで青き集ひかな 海紅
銀杏紅葉の愛燦々と
 

千年   2017/12/05-08:15  No.[1777]
 
    さっそく瑛子さんからいただきました。短連歌なら「はい、いただきます」ですが、歌仙の長丁場、表ロックにならず、表六句は時候の挨拶ではないですが、自己紹介を兼ねる感じでおだやかにいきましょう。
深呼吸して連句モードに。それではまた明日。

『芭蕉会議の十年』34ページ「私の場合「自分の作品としてうやうやしく(付句を)出すのではなく、座にヒントを提供するぐらいの気持ちでやっております」(瑛子さん)
 

根本文子   2017/12/05-10:15  No.[1778]
 
   
 冬空のかくまで青き集ひかな

  祝いの言葉届く小春日
 

根本文子   2017/12/05-10:28  No.[1779]
 
    安井さんが病床から投句してくださった句に感動しました。皆さんや先生の選にも入ってましたので、早速お伝えしたところとても喜んでくださいました。今は日中もほとんど休んでいられるとの事でした。でもちゃんと一座に参加できる俳句って素晴らしいですね。
 

尾ア喜美子   2017/12/05-11:37  No.[1780]
 
    冬空のかくまで青き集ひかな 海紅

 脇
 ふくら雀も言祝いでをり
 

梶原 真美   2017/12/05-12:49  No.[1781]
 
    千年様 皆様

初めまして。梶原真美と申します。連句初心者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
さっそく投稿させていただきます。


色とりどりに外すマフラー
残る紅葉の積もりゆく頃
柿落葉踏む音の鮮やか
 

eiko yachimoto   2017/12/05-15:42  No.[1782]
 
    賑やかになって嬉しいです。

一つの発句に脇の候補が20句でたら壮観ですね。荻原さん、村上さん、
うららさん、月子さん、江田さ〜ん、ひぐらしさん、しのぶこさん、山崎さん、つゆ草さん、そして千年さんの脇も楽しみです。

瑛子
 

千年   2017/12/06-08:46  No.[1783]
 
    言祝ぎの脇愛燦燦といただきました。うれしいですね、新人真美さんもご登場!
師走二日の句会のあの日あの時、おかきの回る俳諧の席。真美さんの「落葉踏む音」と「積もる」から、発句と同時同場の脇ということで、

◎落葉踏む音積もる短冊
といたしましょう。あまり付けが多くなると捌きのキャパを超えますので、悪しからず。
 

千年   2017/12/06-08:51  No.[1784]
 
    第三は発句のかくまで青き冬空の象徴性を生かすために、冬でなく雑の句でいきましょうか。
 

eiko yachimoto   2017/12/06-11:20  No.[1785]
 
    真美さん、おめでとう! 千年さん、ここから
歌仙の旅ですね。

第3候補の一つとして:

棟梁の木組試しつ墨引いて

無迅さん、近く連句時間ができますようお祈りします。

 

千年   2017/12/06-12:21  No.[1786]
 
    脇の句は真美さんと捌き、そしてあの場におられた皆さまとの合作。なぜ、この交感のなかでの作者名は真美さん?理由は『芭蕉会議の十年』34ページ上段の海紅先生のコメントをお読みください。
 

千年   2017/12/06-12:28  No.[1787]
 
    さっそく第三が一句でました。打越になる発句の世界に障らぬ長句。十周年のお祝いはとりあえず頭から消して、躍動してください。皆さまお待ちしてます。それではまた明日。
 

梶原 真美   2017/12/06-12:44  No.[1788]
 
    お捌き様、付句を採ってくださりありがとうございます。初めての投稿なのに恐縮ですが、嬉しいです。瑛子さん、ありがとうございます。

第三は連句の中でも一番苦手なので、もしひらめいたら練習のつもりで投稿させていただこうかと思っています。
(連衆が一周するまで控えた方がよいですか?)
 

尾ア喜美子   2017/12/06-14:48  No.[1789]
 
     
 落葉踏む音積もる短冊   真美
 
付け
* 尋ね人防災無線の告げるらむ
* 来客の厨コトコトせわしげに
 

千年   2017/12/06-15:10  No.[1790]
 
    真美さん、どうぞご遠慮なく。らせん状にコラボの力が上がるかもしれません。集合知の想像力とでもいいましょうか・・・
 

千年   2017/12/06-16:03  No.[1791]
 
    落葉踏む音積もる短冊

〇様々な癖のくずし字読み解いて
〇白壁に映す切り絵を描くらむ
〇忘れ物永久に出てこぬこともなし

脇からは「て」「らむ」「もなし」と離れつつさて面白の第三の欲し
 

梶原 真美   2017/12/06-23:11  No.[1792]
 
    千年様のお言葉に甘え、忘れないうちに投稿させていただきます。

ツイスター両足ねじれ逆さまに
テディベア派手なビジューの服着せて

よろしくお願いいたします。
 

千年   2017/12/07-10:03  No.[1793]
 
    喜美子さんの「尋ね人防災無線の告げるらむ」「来客の厨コトコトせわしげに」は「尋ね人」「来客」で発句の「集ひ」と障りあり。また、防災関係は裏以降にとっておきましょう。
真美さんの「ツイスター」や「ビジュー」(宝石、玉飾)の言葉は白山連句見参。私の一生知らない言葉であったかも。あえて言えば、ここは月の定座の打越にあたるところなので、きらきらとした舞台やモノは避けたいところ。(あくまでも前句に付けるのが前提で、後ろのことは気にしないでください。こういったことにこだわるのは捌きだけで結構!)
瑛子さんの「棟梁の木組試しつ墨引いて」は、あえて言えば、脇の「落葉」で「木」、「短冊」で祈り、筆といったところから、棟梁に飛躍されたのかも。芭蕉「冬の日」

狂句こがらしの身は竹齋に似たるかな 芭蕉
 たそやとばしるかさの山茶花 野水
有明の主水に酒屋つくらせて 荷兮

ではありませんが、脇の落葉の季節の俳諧の席から職人の世界へ移りましょう。いただきます。


 

千年   2017/12/07-10:14  No.[1794]
 
    冬空のかくまで青き集ひかな 海紅
 落葉踏む音積もる短冊   真美
棟梁の木組試しつ墨引いて  瑛子

はい次は四句目、名人ならここで軽ーい短句を付けるといわれているところ。よくあるパターンが「なぜか目のあう猫のたまちゃん」。四句目は猫の座か!?なんて(笑)。月の定座(秋)の前句。雑の句でお願いします。それではまた明日。
 

千年   2017/12/07-10:35  No.[1795]
 
    雑談。今日の地元の新聞に不易流行を思わせてくれるコメントがありましたのでご紹介。地元の詩人の林嗣夫(81)氏の演題「言葉に出会う楽しさ」から。
「この世は言葉で形作られている」「変化しにくい言葉と常に変化する現実とのずれに気付き、新しい言葉を求めることが創作活動だ」。記事はこう続きます。「その上で新しい言葉に出会う方法として、目の前にあるものを命あるものと捉えることや、物事を愛の物語として考えることなどを挙げた」。
「付け」につながるご見識。
 

eiko yachimoto   2017/12/07-11:53  No.[1796]
 
    お捌き様

千年さんを歌仙御殿の棟梁と見立てた
第3をご治定くださりありがとうございます。

今日も青空ですが、あの日の青は違いましたね。

瑛子
 

尾ア喜美子   2017/12/07-22:45  No.[1797]
 
    枯れ木も山の賑わい、めげずに挑戦!
 
第4
 
* 煎餅かじり欠けたる前歯
* 足でズルズル三輪車
 
 オーイ、皆の衆はどこにおじゃる。
 

 

梶原 真美   2017/12/07-22:57  No.[1798]
 
    前句に付いている自信がないのですが、練習として投稿させていただきます。

ジグソーパズル一つ埋まらず
ガラスペン持つ指の強張る
砂糖の多き紅茶差し入れ

よろしくお願いいたします。
 

千年   2017/12/08-10:20  No.[1799]
 
    真美さんの「ペン持つ指」は打越の短冊(を書くペン)との観音開き。ジグソーパズルも「埋まらず」とやらずに、「ジグソーパズルメトロポリスに」とどんなジグソーパズルか具体化する(概念化を排する。ひとつの独立した世界を作る)ことがまず肝心かと。あとは付け味を考えてメトロポリスを里山にするとか怪獣にするとかを考える。

四句目は猫の座か?と書きましたが、幼児の座か?でもあるんですよね。喜美子さんの「足でズルズル三輪車」は棟梁の脇を孫か家の子がまだこげない三輪車で遊んでいるところを付けたというところでしょうか。また、七七の短句になっていないのをそのまま出すというベテランの域に達しました(笑)。

 

千年   2017/12/08-10:26  No.[1800]
 
    ここはこうしましょう。
◎こげぬ三輪進むズルズル
こうすれば「子」や「孫」という文字を出さずに、棟梁に対して、未熟な子どもの技量の対比もできいけるかと・・・・はい、いただきます。
 

千年   2017/12/08-10:43  No.[1801]
 
    さて、次は月の座。市井の槌音も聞こえるような前二句の世界ですから、月の場の句(叙景句)をもってくれば付けやすいか・・・それではまた明日。
 

伊藤無迅   2017/12/08-16:05  No.[1802]
 
    月の座ねらって拙句を、

〇 しやつくりのせいか月面白くなり
〇 アトピーのお子は月夜の薬湯へ
〇 なまじつか手出しは不要月の舟

出遅れた無迅
 

eiko yachimoto   2017/12/08-19:05  No.[1803]
 
    それにしても高知の詩人、林氏の言葉は僭越ながら
我が意を得たり!です。きっとこのかたの
詩を探してみます。

四句目ぶりの説明ありがとうございました。

みんな自由自在で楽しいです。

瑛子

 

梶原 真美   2017/12/08-23:48  No.[1804]
 
    千年様、付句のアドバイスありがとうございます。喜美子さんに倣って、めげても挑戦させていただきます。

街路樹の影伸びるまゝ二日月
廃校のグランドの上月澄みぬ

よろしくお願いいたします。
 

尾ア喜美子   2017/12/08-23:53  No.[1805]
 
    お捌きさま
 有難うございました。
 今度はよく考えますね。

では、また。
 

千年   2017/12/09-09:05  No.[1806]
 
    無迅さん、月の舟でご登場。いただきます。私も無迅さんの句意と裏腹の〇これからの時を見守るお月さまと付けていました。
 

千年   2017/12/09-09:12  No.[1807]
 
    次は秋の折端。初秋仲秋晩秋三秋いかようにでも。
また昼下がりに顔を出します。
 

千年   2017/12/09-09:28  No.[1808]
 
    ここで待った。酢豚さんの二日の句会での欠席投句「穂芒のそよぐと見せて光りけり」(三秋)をいただき、僭越ながら
◎そよぐと見せて光る穂芒
としていただきます。前句と合わせ夕べの情景に。いや、月の舟の明かりに光っているかも・・・どこかでこの句は使わせてもらいたいと思っていたのですが、わたりに月の舟でした。なんとも連句冥利に尽きます、はい。

 

千年   2017/12/09-09:40  No.[1809]
 
    おかげさまで表六句まで運びました。

冬空のかくまで青き集ひかな  海紅
 落葉踏む音積もる短冊    真美
棟梁の木組試しつ墨引いて   瑛子
 こげぬ三輪進むズルズル   喜美子
なまじつか手出しは不要月の舟 無迅
 そよぐと見せて光る穂芒   酢豚

月に芒はべた付けなんてやぼなことを言わせない「擦り付け」の金字塔ですなこれは!?
はい、次はウラの折端。三秋三秋ときましたから、ここは仲秋か晩秋でも・・・それでは昼下がりにまたお会いしましょう。

 

梶原 真美   2017/12/09-11:10  No.[1810]
 
    秋時雨足並み揃えハイキング
雁の列追いかけた先行き止まり

障っていないと思いますが、打越が自他場のどれにあたるのか判断に迷いました。
 

eiko yachimoto   2017/12/09-11:29  No.[1811]
 
    月、折端といい感じですね、情趣ある表6句です!

第3の墨引いては墨つけて
の方がおじいさん大工さんらしいかもしれません。

この頃見ない例のひょうたんのような形の器具、墨つぼに糸を通して、それをピンとするとまっすぐな線が引かれる〜小さい頃通学路などでよく見とれました。どちらでもいいかも。

千年さんの句、そろそろ欲しいですね。
 

千年   2017/12/09-13:19  No.[1812]
 
    打越を何とみて・・・そうみる三分の理があれば、それにのっとり付ける感じですかねえ。自他場は方便、気にしすぎると首がしまりますのでほどほどに。
 

千年   2017/12/09-14:51  No.[1813]
 
    ウラに入りましたから自由はウラの折立より!

〇利通のハラリと涙南洲忌
〇山野草ちぎりて食らふそぞろ寒
〇お社に賑恤(しんじゅつ)米記雁渡る
 

千年   2017/12/09-14:56  No.[1814]
 
    「賑恤」(しんじゅつ)=貧困者・罹災者などを救うために金品を施与すること。
米騒動を未然に防ぐためにお米の「賑恤」の石碑がお社にあり、そこを雁が渡っているという場の句です。すすめるためにこれでいきましょう。
 

千年   2017/12/09-15:08  No.[1815]
 
    次はちょっと物騒な事件も起こりましたが、お社に神祇の句でもいいですし、また別の局面でも。
カズオイシグロのノーベル賞記念講演で、マルセル・プルーストがエピソードを展開していく手法に興奮を覚えたとし、「出来事や場面の順序は、通常のような時系列でも線的な筋書きでもなかった。代わりに、移り変わる思考や気まぐれな記憶といったものが、エピソードを次に進めているようだった。・・・この一見関連のない二つの瞬間が、どうして語り手の頭の中では並んでいるのだろう。私は突然、2作目の小説を書く、より自由で心躍る方法に気付いた。・・・」
プルーストを私は全く語れませんが、なんとも連句の手法ですよねえ。牽強付会か?それではまた明日。

 

eiko yachimoto   2017/12/09-15:49  No.[1816]
 
    千年さん、ホント、カズオイシグロ文学はびっくりするほど連句的です。

 A Pale View of Hills
を読んで、確信しました。

エピソードとエピソードの間が墨が和紙に滲んでいくように重なり合って、読者を作品世界に引き込むんです。

ただし、挙句がないのが私には不満でした。

いつか彼に連句を紹介したいです!
 

eiko yachimoto   2017/12/09-16:17  No.[1817]
 
    お社に賑恤米記雁渡る     千年

フェリー埠頭に青年ひとり

*Go, go Mami san!

 

eiko yachimoto   2017/12/09-16:22  No.[1818]
 
    先生が昨日書いてくださったこと身にしみます。

『呻吟は時間をかけて言葉を慎重に選ぶから、たまに深みのある句が生まれるけれど、句会では重くれてしまって、読者に警戒される場合も少なくない。」

連句にも言えることだと思います。 芭蕉言うところのか る み
にも通じるのでしょうか。。。。
 

梶原 真美   2017/12/09-17:29  No.[1819]
 
    瑛子さんに続いて投稿させていただきます。

参道脇の井戸でお祈り
天使微笑む古き教会

よろしくお願いいたします。
 

尾ア喜美子   2017/12/09-23:37  No.[1820]
 
   
お社に賑恤米記雁渡る  

* ドクターヘリの砂塵まきあぐ
* 杖を頼りにリハビリの人
 

千年   2017/12/10-08:34  No.[1821]
 
    今日は西郷や大久保、徳川慶喜や会津の秋月悌次郎、もちろん龍馬等々の真筆遺墨を展示している青山文庫という博物館の1日ガイドです。それでは、また夕方お目にかかります。まだの方々もふっと浮かんだ一句お待ちしております。
 

研究室の海紅   2017/12/10-12:23  No.[1822]
 
     土曜日は会議と公開講演会で一日を費し、今日の日曜日も業務で職場に詰めています。いま昼食休みで、少し時間があるので歌仙を除きました。「賑恤米記(しんじゅつまいき)という施しの福祉政策が難解なのか、付句案が出渋っていると見ました。そこで3案ほど挑戦します。

《前句》

お社に賑恤米記雁渡る

《付句案》

1,講話させれば立て板に水
2,女系家族の守る身代
3,維新前夜に夜逃げせしまま

 

研究室の海紅   2017/12/10-12:25  No.[1823]
 
    「歌仙を除きました」は「歌仙を覗きました」の間違いでしたね。呵々
 

根本文子   2017/12/10-13:01  No.[1824]
 
      
  お社に賑恤米記雁渡る

千年さんの雁の字が目に飛び込んだら「雁字搦」が
頭に陣取ったので付きすぎと思いつつ〜、

  雁字搦みを自分で切って
  トランペットの音の晴れやか 

  *
 

根本文子   2017/12/10-13:07  No.[1825]
 
    あらら、書いてる間に先生の出句があったのですね。

千年さんどうぞ私にお構いなく、また出しますね。
 

千年   2017/12/10-18:02  No.[1826]
 
    梨花さん、再登場。期待してます。
〇赤ちょうちんの灯る参道
〇杖を頼りの妻のリハビリ
〇トランペットの響く裏山
さて、賑恤米記は大正時代の米騒動時代にそれを防ごうと地元の有志がお金を出し合った記録なんですが、こんな言葉も活かせればと投句した次第。
ここは、海紅先生の「講話させれば立て板に水」をいただきます。重い賑恤米記から一人の「有志」の人柄が立ち上がりました。
 

千年   2017/12/10-18:24  No.[1827]
 
    お社に賑恤米記雁渡る     
 講話させれば立て板に水

さて、次はにぎやかにいきましょうか、はたまた別次元の宇宙へ?
「ひさご」木のもとに歌仙より、
 中にもせいの高き山伏 翁
いふ事を唯一方へ落しけり 珍碩
 ほそき筋より恋つのりつつ 曲水

恋は出るにまかせよ。
それではまた明日。

 

梶原 真美   2017/12/10-21:47  No.[1828]
 
    出るにまかせる・・・恋の句難しいです。

中庭でガラスの靴にキスされて
キャンバスに初恋の色描きかけて
馴れ初めは仕事帰りの新幹線

よろしくお願いいたします。
 

千年   2017/12/10-22:16  No.[1829]
 
    新幹線大阪までは駅三つ という現代連句界のメイクがありました。その汚名?をはらす新幹線の名句誕生。いただきます。馴れ初めは仕事帰りの新幹線
けして酔っているわけではありません。新幹線名句。

 

千年   2017/12/10-22:26  No.[1830]
 
    次は出るにまかせよ。おやすみなさい。
 

eiko yachimoto   2017/12/10-23:07  No.[1831]
 
    恋が始まっていたとは!

賑恤米記、初めての言葉、ついスルーして
雁渡るだけで付けてしまいました。この言葉を
活かす付けが出てよかったです。

the record of moral welfare rice かなあ..などと頭に刻み込んでいます。白なくなった言葉に命を
感じてきました。
 

eiko yachimoto   2017/12/10-23:11  No.[1832]
 
    すみません。最後の文は

『この付け合いのおかげで

知らなかった言葉に命が宿りそうです。ありがとうございます。』

と、読んでください。失礼しました。
 

eiko yachimoto   2017/12/11-08:06  No.[1833]
 
    講話させれば立て板に水   海紅
馴れ初めは仕事帰りの新幹線  真美

付け
*夢かと思う倍音の君

*群青の空富士飾る星

*ヒールを脱いだ瞬間の我
 

梶原 真美   2017/12/11-08:39  No.[1834]
 
    採っていただきありがとうございます。練習として投稿させていただきます。

降り立つ前に好きと呟く
さきいかつまむ手の触れてより
 

千年   2017/12/11-09:17  No.[1835]
 
    さきいかはリアルですね。新幹線ちくと一杯やりたいな・・真美さんは酒豪か?
倍音は打越の立て板に水とちと障るか。
それではまた昼休みに。
 

eiko yachimoto   2017/12/11-09:50  No.[1836]
 
    千年さんの声は
もしかしたら倍音?

私はこの言葉を知らず昨日教会で初めて
聞き、使ってみたかったのでした。確かに
打越ですネ。
 

千年   2017/12/11-12:13  No.[1837]
 
    それでは、ちょっと出かけますので、また明日。

 

千年   2017/12/11-16:40  No.[1838]
 
    今日は予定より早く仕事が片付いたので、帰ってきました。
講話させれば立て板に水   海紅
馴れ初めは仕事帰りの新幹線  真美

べた付けで、
▽三島で降りて修善寺へ行く
〇ホップステップジャンプ湯河原
〇点と線から面になる恋

・・・それでは、また夜更けにお会いしましょう。

 

千年   2017/12/11-19:27  No.[1839]
 
    それでは、瑛子さんの「夢」をいただき、
〇馬車を待つ間の夢のひと時
とします。今日の時事句でもあるか(笑)。
 

千年   2017/12/11-19:33  No.[1840]
 
    次は夢のひと時をそのままに恋離れするか、ヒール脱ぎ捨て実家に帰るにするか・・・よろしくお願いいたします。
 

eiko yachimoto   2017/12/11-19:56  No.[1841]
 
    まあ、東京駅から皇居までの馬車ですね。

一直治定ありがとうございました!
 

尾ア喜美子   2017/12/11-22:23  No.[1842]
 
    新人の真美さんの奮闘に拍手!
 
 老体と堅い頭にむちうって・・。

〇馬車を待つ間の夢のひと時
 
 つけ
* エンゼルの白き翼にいだかれて
* スクリーン場面展開つぎつぎと
* コーヒーのお変わりこれで何杯目

 
 

梶原 真美   2017/12/11-23:24  No.[1843]
 
    尾崎さん褒めてくださりありがとうございます。

ムーミンの雑貨を求め北欧へ
赤鬼の友を探しに麓へと
ポケットにマカロン二つ忍ばせて

恋離れを目指しましたがいかがでしょうか。ちなみにお酒は苦手です。
 

千年   2017/12/12-07:13  No.[1844]
 
    「ムーミンの雑貨を求め北欧へ」は打越同様また仕事かよになりますので、ムーミンと遊べばやがて森のなか、とかファンタジー付けでもよかったかと。
ここは喜美子さんの、こーひーを何杯飲んだら気が済むのといった句意をいただき、現実に戻り、
◎お酒もう昼から飲むの止めなさい(自分に言い聞かせる人情自の句として(笑))。
 

千年   2017/12/12-07:23  No.[1845]
 
    馬車を待つ間の夢のひと時  瑛子
お酒もう昼から飲むの止めなさい 喜美子

月前の短句。



 

尾ア喜美子   2017/12/12-07:30  No.[1846]
 
    千年様
 有難うございました。
 
 参加することに意義あり。
 なかなか、楽しむまでいきません。

 
 
 

千年   2017/12/12-07:46  No.[1847]
 
    まず原酒でなく源句を生み出すのが一工夫ですよね。それを場合によってはぬる燗、熱燗、冷酒に変えて捌く場合もありますが、やっぱり原酒が決め手ですよ。
 

千年   2017/12/12-07:49  No.[1848]
 
    今日は1日牧野富太郎ふるさと館勤務。また夕方お目にかかりましょう。
 

梶原 真美   2017/12/12-13:53  No.[1849]
 
    懲りずに投稿させていただきます。

墨は薄めの写経教室
やけに錆びれし螺旋階段

よろしくお願いいたします。
 

千年   2017/12/12-17:12  No.[1850]
 
    そろそろ情を入れたほうがいいような。
それでは、
◎還暦前に逝きし同朋 千年
としてすすめます。
次は夏の月か。それではまた明日。
 

梶原 真美   2017/12/12-21:34  No.[1851]
 
    ここも情を入れるべきだったのでしょうか。

石けりで競った川に夏の霜
千羽鶴なびく窓辺に夏の月

良い出来でなく申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
 

eiko yachimoto   2017/12/12-22:13  No.[1852]
 
    トーベヤンソンファンとして、真美さんの北欧雑貨の句、とても好きでした。
これは仕事ではなく楽しみですよね。でも
旅行には違いないので打越でした。普通に連想すると
どうしても打越になる確率が高いです。隔世遺伝とは
よく言ったもの。

さて原酒が大切!

◎還暦前に逝きし同朋 千年
 付け
 夜々の月夏を過ごした無人島


御休みなさい。


 

車中の海紅   2017/12/12-22:43  No.[1853]
 
    ウラの5句め6句め、みごとな付けと拝見。よい勉強ができました。
 

伊藤無迅   2017/12/13-01:23  No.[1854]
 
    特に月の定座狙いではないのですがタイミングで、

お酒もう昼から飲むの止めなさい 喜美子
 還暦前に逝きし同朋     千年

月涼し青き点滅スマホより
夏の月スクランブルの交差点

 

千年   2017/12/13-10:07  No.[1855]
 
    「情を入れる」を言い直せば、前句に沿わせるのでなく、鎖連歌ではありませんが、かすかでも前句のどっかに鎖を掛けるとでもいいましょうか・・・雑貨屋さんと最近親しくなったので、「趣味」と思えず・・・(笑)
還暦前につい最近逝った友人を思い出して付けましたが、どうも身につまされる付けでありました。
 

千年   2017/12/13-10:14  No.[1856]
 
    千羽鶴、無人島、スマホ・・・
 

千年   2017/12/13-10:20  No.[1857]
 
    こうしましょう。
月涼し窓辺になびく千羽鶴

ここは千羽鶴をもってきた真美さんの句ということで。前句の同朋を囲む人々の思いが伝わります。千羽鶴は白山連句初登場のような。
 

千年   2017/12/13-10:23  No.[1858]
 
    次は夏もう一句いってもよし、雑の句でも。
 

eiko yachimoto   2017/12/13-11:47  No.[1859]
 
    真美さん、おめでとう!優しい心が表れた流れですね。
 

千年   2017/12/13-16:10  No.[1860]
 
    雑談。涼しと「死」の取り合わせの句をいくつか・・
風生と死の話して涼しさよ 虚子
晩涼の欅(けやき)の下に死者を待つ 飯島晴子
遺墨にも月日涼しく流れけり 辻口静夫

月涼しは・・
月涼し僧も四条へ小買物 茅舎
月涼し軽業のごと畔わたり 石川桂郎
月涼し水鳴り通す湯治宿 神谷翆泉

月涼しの例句はほとんどなく、たいがい「夏の月」ですね。

 

千年   2017/12/13-22:31  No.[1861]
 
    それでは、また明日

 

千年   2017/12/13-22:42  No.[1862]
 
    かってなことで遊ぶウミガメ また明日
 

梶原 真美   2017/12/13-23:34  No.[1863]
 
    千年様、月の句を採ってくださり、また付句について詳しく教えてくださりありがとうございます。
瑛子さんのコメント、嬉しいです。

ラムネを飲んでチアの練習
廃墟の城に潜む蝙蝠

練習として投稿させていただきます。
 

根本文子   2017/12/13-23:43  No.[1864]
 
     
  月涼し窓辺になびく千羽鶴
 
   水刈るやうに朝草を刈る
   天の川から星が流れて
   がれ場の風が好きな駒草
 
 

尾ア喜美子   2017/12/14-00:57  No.[1865]
 
   
月涼し窓辺になびく千羽鶴
 
 かみなりぐもの山の端に涌く
  梔子の香のそこはかとなく

 

根本梨花   2017/12/14-07:48  No.[1866]
 
   
 月涼し窓辺になびく千羽鶴

   草木で染める虹のスカーフ
   物産館に時計草咲く
   転げ落ちたる木登りしゃんしゃん
 

千年   2017/12/14-09:42  No.[1867]
 
    はい、ここは梨花さんの草木染をいただきます。
虹で夏を置かれたかもしれませんが、虹は絹としましょう。体言止めが続くので、順序を逆に、少し驚いた感じで、
◎絹のスカーフ草木染とは

草木染を辞書で調べたら、染色家の山崎某氏が昭和初期に命名したとありました。知人は夏に藍染のスカーフを作っていましたねえ・・
 

千年   2017/12/14-09:46  No.[1868]
 
    お見舞いに絹のスカーフいただいて月の涼しき夜に・・

次は9句目長句お願いします。
 

eiko yachimoto   2017/12/14-12:44  No.[1869]
 
     月涼し窓辺になびく千羽鶴    真美
 絹のスカーフ草木染とは     梨花

つけ

 山里の暮らしを縫って伊那街道
 

千年   2017/12/14-13:57  No.[1870]
 
    大きな景色に転換。伊那市は20年ほど前井上井月のお墓を訪ねて徘徊したことがあります。人口比にしめる居酒屋の数が全国一だったような。井月がいすわった訳がわかりました?!
 

千年   2017/12/14-14:14  No.[1871]
 
    山里のはちょいと字余りか・・・伊那を生かしたかったんですが、こうしましょう。
◎山里の暮らしを縫ひし塩の道

 

千年   2017/12/14-14:18  No.[1872]
 
    絹のスカーフ草木染とは   梨花
山里の暮らしを縫ひし塩の道  瑛子

▼忘年会は連続である・・・

次花前。また深夜お会いしましょう。
 

eiko yachimoto   2017/12/14-15:28  No.[1873]
 
    わー、今塩街道か塩の道に変えともらおうとここに戻ってきたのですが、
すでに変わっておりました!!!!!

ご治定ありがとうございます。

私は大鹿村に泊まったことがあります:ー))
それと、幻住庵の記を村の家の襖に達筆で書き
一宿一飯のお礼にしたことがあったそうな、井月の着衣初めの句や遠山が池に映ってい情景句、境涯句カタツムリなどとてもすきです。
 

梶原 真美   2017/12/14-19:35  No.[1874]
 
    埋蔵金を掘つて尻もち
箒を持つて挑むチヤンバラ

よろしくお願いいたします。
 

千年   2017/12/15-00:47  No.[1875]
 
    埋蔵金いただきました。
次は花
 

千年   2017/12/15-11:38  No.[1876]
 
    ▽幕末の志士は健脚花吹雪 塩の道と障りますね。

皆さま、花の句をお願いいたします。それではまた明日。
 

eiko yachimoto   2017/12/15-14:28  No.[1877]
 
    💮 の前の

し ず け さ


明日が楽しみです。Go, Go !つゆ草さん、うららさん、月子さん、希望さん、ひぐらしさん、窓花さん, ムーミンさん、山茶花さん、しのぶこさん、山崎さん、村上さん、駒女さん、松江さん、いろはさん and everyone!

 

千年   2017/12/16-08:33  No.[1878]
 
    でませんかねえ・・・それでは、

◎魂込めて野に植ゑ替へす花の主

一攫千金の反対付け?

次は春の短句。折端をお願いいたします。それでは、また夕方。
 

eiko yachimoto   2017/12/16-09:03  No.[1879]
 
    魂込めて野に植ゑ替へす花の主  千年

折端候補:

魚付き林撫づる貝寄せ
 

梶原 真美   2017/12/16-10:06  No.[1880]
 
    お捌き様、花前の句を選んでいただきありがとうございます。

桃の節句に響く和太鼓
春泥のつく竹編みの籠

よろしくお願いいたします。
 

千年   2017/12/16-22:55  No.[1881]
 
    折端の人々を呼ぶ芭蕉さん

なんかじゃないですが、どなたか一句

そんな自由な連句

まあよしなに
 

千年   2017/12/16-23:23  No.[1882]
 
    それではまた明日

 

根本梨花   2017/12/17-10:28  No.[1883]
 
   
 魂込めて野に植ゑ替す花の主

  物見の岩のうららかな昼
  雲雀の空をカーブする汽車

 千年さま、スカーフの句有難うございました。
 

尾ア喜美子   2017/12/17-11:49  No.[1884]
 
    魂込めて野に植ゑ替へす花の主  千年

つけ
  春の海越へ地球のうらへ
  ウイニ湖へも散らしてみたい
 

千年   2017/12/17-12:22  No.[1885]
 
    たくさんいただきました。有難うございます。
ここは「地球のうら」をいただきます。こんな言葉がでてくるとは!花の主が地球のうらへ行ったということでしょうね。折端の飛躍付け!いただきます。
 

梶原 真美   2017/12/17-14:32  No.[1886]
 
    一眼のカメラ向ければ揚羽蝶
万華鏡回せばちらと春の虹

よろしくお願いいたします。
 

千年   2017/12/17-16:07  No.[1887]
 
    春の折立なんでもござれ。
それではまた明日。
 

伊藤無迅   2017/12/17-16:39  No.[1888]
 
    瑛子さんの「山里の暮らしを縫ひし塩の道」いいですね。それではパーティーでの千年さんの司牡丹を思い出し、

魂込めて野に植ゑ替へす花の主  千年
 春の海越へ地球のうらへ    喜美子


船長の義足コトコト春の闇
トランクに司牡丹と干鰈
春浅しなかなか溶けぬ角砂糖


 

尾ア喜美子   2017/12/17-17:03  No.[1889]
 
    お捌きさま
 折端ご治定有難うございました。
 

尾ア喜美子   2017/12/18-08:40  No.[1890]
 
    お捌きさま
 急ぎ訂正させていただきます。
  
越へは、ヤ行下2段活動につき
 越えが正解?
 
申訳ありません。 
 

eiko yachimoto   2017/12/18-10:48  No.[1891]
 
    尾崎さん、素晴らしい展開、
足助、稲武、と続く山深い街道に惹かれていたので
塩の道の句ができました。ここから一気に海ですね。
無迅さんの味わいある句群が出ています。

練習として一つ折立を送ります。

*崩し字のエアーメール来る荷風の忌

 

千年   2017/12/18-15:16  No.[1892]
 
    干鰈(仲春)で季戻り・・・(でもいいか)・・・「なかなか溶けぬ角砂糖」もきますねえ・・・春浅しで完璧季戻り・・・前句に春がありますから「春」は使いたくない・・・、季語の部分を三春か晩春に・・・やはり「春浅し」は動きませんねえ・・・司牡丹には白子干(ちりめん)がよく似合う。こうしましょう。
◎トランクに司牡丹(日本酒の銘柄)とちりめん(三春)と
やっと、禁酒が解けました!?
 

千年   2017/12/18-15:34  No.[1893]
 
    春の海越え地球のうらへ   喜美子
トランクに司牡丹とちりめんと 無迅

これは時事句になりました。今日本酒業界は海外へ販路を求めて動いてますねえ。
次はさて、さて・・・
 

伊藤無迅   2017/12/18-20:07  No.[1894]
 
    ご治定有難うございました。
No.[1892] の捌様コメント大変参考になりました。
俳句だけを作っていると、あまり季題の細かい季を意識しないのですが、季題に三つの分類(初、中、晩)があるのは伊達じゃないということが分かりました。つまり安易な季題採用は連句の禁じ手である季戻りになる。
有難うございました。

 

千年   2017/12/18-21:10  No.[1895]
 
    集団芸のきまりというか、言語プレイでしょうか・・それがなかなかの宇宙を創る・・・
 

梶原 真美   2017/12/18-23:18  No.[1896]
 
    雑の句に苦戦していますが、練習として投稿させていただきます。

魔法のランプ忍ばせてをり
がま口財布開けて空っぽ


 

千年   2017/12/19-08:27  No.[1897]
 
    「魔法」「財布」ときましたね。
ここは擦り付けで宴席とみて一句というのもありか・・・
それではまた夕方に。

 

根本梨花   2017/12/19-11:03  No.[1898]
 
   
トランクに司牡丹とちりめんと
 
  母の留め袖ドレスに仕立て
  晩餐会は裾模様にて

 ノーベル平和賞のスピーチ、一瞬見えたドレスは
 和服の裾模様でしたね。感動しました。
 

eiko yachimoto   2017/12/19-11:07  No.[1899]
 
    春の海越え地球のうらへ   喜美子
トランクに司牡丹とちりめんと 無迅


*受けしままなる君の盃

*座取り持つを見とれるばかり

*年を聞かれた初の宴席

???
 

eiko yachimoto   2017/12/19-11:10  No.[1900]
 
    PS.随筆カフェの平岡さんの文章、とても
面白く読ませていただきました。謹んでお、す、す、め
いたします。
 

根本梨花   2017/12/19-11:25  No.[1901]
 
     
 すみません「留袖」にめが入ってしまいました。
 めはなしです。

  晩餐会は江戸褄模様

 亡きお母さんの留袖をリフォームした、アメリカで  和服をずっともっていた、ということでしたね。

 
 

梶原 真美   2017/12/19-12:39  No.[1902]
 
    千年様のお言葉「宴席」をヒントに、もうひとつ追加させてください。

座布団重ね時そばを説く
 

eiko yachimoto   2017/12/19-16:22  No.[1903]
 
    梨花さん、真美さん、これは千年宗匠のお捌きが楽しみです!
 

千年   2017/12/19-18:36  No.[1904]
 
    ここはお三方の合体で、
◎晩餐会の座興時蕎麦
ということで。とえいあえず、宴会を持ってこられた梨花の句ということで、お後よろしく・・・落語の演目も初かなあ・・ひぐらしさん、お元気ですか。
 

千年   2017/12/19-19:31  No.[1905]
 
    ここで酢豚さんなら、とふと思って一句。
◎落ちるものミサイルヘリの窓命
いただきます。
 

千年   2017/12/19-20:09  No.[1906]
 
    晩餐会の座興時蕎麦     梨花
落ちるものミサイルヘリの窓命 千年

次は何でも(古い言葉で暴れ処に)・・・

 

梶原 真美   2017/12/19-21:53  No.[1907]
 
    三人の句をコラボさせるなんて面白いですね。付句の要素として取り入れていただきありがとうございます。

たやすく綱を渡るピエロか
子どもながらに真似るカンフー

よろしくお願いします。
 

千年   2017/12/19-22:38  No.[1908]
 
    カンフーいただきます。


 

千年   2017/12/19-22:45  No.[1909]
 
    ブルースリーの時代ではないのに真美さんからカンフーがでましたねえ。
落ちるものミサイルヘリの窓命 千年
 子どもながらに真似るカンフー 真美

さて、次は雑でも冬でも夏でも。
 

eiko yachimoto   2017/12/20-09:41  No.[1910]
 
    晩餐会の座興時蕎麦     梨花

この付けに
座布団10枚!

楽しい運びが続きます

 

千年   2017/12/20-12:52  No.[1911]
 
    それではまた明日
 

梶原 真美   2017/12/20-19:11  No.[1912]
 
    お捌き様、付句を採ってくださりありがとうございます。忘れないうちに投稿させていただきます。

着ぶくれて検査入院進められ
ジャケットにパンダブローチ輝いて

よろしくお願いします。
 

yumi   2017/12/21-01:30  No.[1913]
 
    今晩は。少しだけ参加させていただきます。

夕焼けの平原を行く遊牧民
 

eiko yachimoto   2017/12/21-06:57  No.[1914]
 
    ユミさん、お元気? 声を”聞けた”気がして嬉しいです。

この辺で恋をとおもい、

*冬の旅共に惹かれし幻想美


 

千年   2017/12/21-10:21  No.[1915]
 
    ここは旅、病体ではなく、・・・・
無迅さんの、「春浅しなかなか溶けぬ角砂糖」から、しっかりしたかたまり感を出して(笑)
◎冬薔薇なかなか溶けぬ角砂糖
とさせていただきます。恋の呼び出しになったりして・・・
由美さん、引き続きよろしく。
 

千年   2017/12/21-10:27  No.[1916]
 
    次は冬か雑の短句をお願いいたします。
 

eiko yachimoto   2017/12/21-10:42  No.[1917]
 
    * 石畳行くふたり初雪
 

千年   2017/12/21-14:21  No.[1918]
 
    初雪いただきます。
 

千年   2017/12/21-14:42  No.[1919]
 
    次は雑か・・・最近知ったんですが、シクラメンてクリスマスの季節に出回りますが、晩春の季語だったんですね。
▼ふられたら無表情ですシクラメン
▼残りしはローンで買ったエメラルド
あきまへん・・皆さまよろしく。

 

千年   2017/12/21-18:47  No.[1920]
 
    酔ひどれよ汝が夢に分け入らん 久木田朱美子
 ニンフの羽を折りかき抱く  吉澤蘭石

 洗ひし髪をばさと放てる  穴澤篤子
極まればたちまち蜘蛛の走りけり 久木田朱美子

草門会の1990年代の付け合い。私はお会いしたことはなかったのですが、恋句の久木田さんですね。

 

eiko yachimoto   2017/12/21-21:36  No.[1921]
 
    白山連句では
海紅先生が名手と
密かに思っております。

オン ザ 六句という
形式ではロック(石)の句が必須です。石の句が
好きになりました。石畳の短句を
治定くださりありがとうございます。
 

yumi   2017/12/21-21:41  No.[1922]
 
    *ゆつたりとチェロみたいだな君の声
 

梶原 真美   2017/12/21-21:59  No.[1923]
 
    恋の句を読むのと作るのでは難しさが全然違いますね。練習のつもりで投稿させていただきます。

初めての恋人つなぎよそよそし
君のためピアノ貸し切りコンサート

よろしくお願いいたします。

 

千年   2017/12/21-22:44  No.[1924]
 
    ゆつたりとチェロみたいだな君の声

いただきます

 

千年   2017/12/21-23:13  No.[1925]
 
    つぎもいかようにでも・・・

 

千年   2017/12/21-23:24  No.[1926]
 
    それでは今日はお休みなさい。オンちゃん寝ます。
 

梶原 真美   2017/12/22-06:58  No.[1927]
 
    おはようございます。まだ恋の句で大丈夫でしょうか。

すつぴんのまゝ心通はす
腕枕され寝るに寝られず
金婚式は内々的に

よろしくお願いします。
 

尾ア喜美子   2017/12/22-09:31  No.[1928]
 
   
ゆつたりとチェロみたいだな君の声 由美

 つけ
 学ランと白手袋のゆれ

 

yumi   2017/12/22-11:42  No.[1929]
 
    ご治定有難うございます。
すみません。今朝になって気づいたのですが、前の瑛子さんの句が初雪なので

*包み込むチェロみたいだな君の声

の方がいいかなと……。
どちらにするかお捌き様にお任せいたします。


 

千年   2017/12/22-12:46  No.[1930]
 
    包み込むはちょっと説明的になるので、元のままがいいでしょう。喜美子さんの学ランは打越句と重なり残念。すなおにすっぴんをいただきます。
 

千年   2017/12/22-12:50  No.[1931]
 
    次は場面転換を。
 

千年   2017/12/22-13:30  No.[1932]
 
    今日は冬至ですね。人間の海鼠となりて冬籠る 寺田寅彦
 

千年   2017/12/22-14:02  No.[1933]
 
    最近、ツイッター何かと父に訊ねられ還暦近き息子シランプ なんてざれ歌を作っていますが、和歌から連歌が生まれ、和歌から細胞分裂のように発句が生まれたと思うこの頃です。「貞門は俳諧を和歌と一体とする立場」だったようですが、この認識は改めて注目したいと思っています。

 

千年   2017/12/22-14:53  No.[1934]
 
    ゆつたりとチェロみたいだな君の声 由美
 すつぴんのまゝ心通はす   真美

ちょっと進めましょう
◎日帰りの遍路続けて心太

 

千年   2017/12/22-14:55  No.[1935]
 
    次月前。
 

千年   2017/12/22-17:37  No.[1936]
 
    「遍路の社会学」という本を最近読んだんですが、慶応二年周防の国(ちょうどこの時期幕府長州戦争がこの地域でおこった)の若者が出奔して、大正時代なくなるまで一度も帰らず遍路を続けたそうです。八十八カ所ひとまわり五十日として年七回×約50年。遍路の志士ですよね・・・
最近は、一気に回らず、少しずつ日帰りで回る人もいて、そんなバスツアーもあるそうです。
遍路道に接するところに実家がありますので、例えば朝日に映えるランドセルの後ろを歩き遍路が、みたいな風景にも出会えます。

 

千年   2017/12/22-22:31  No.[1937]
 
    それではまた。
 

yumi   2017/12/23-10:08  No.[1938]
 
    「オン ザ 六句」は初めて聞いたのでネットを見たら、若い人の作品が出てきました。オバサンには分からない言葉もあったけれど、こういうのに接していると楽しいし呆けませんね。
シランプって知らんぷりすることですか。

*負債片付け心おだやか

*孫が生まれて楽し晩年
 

梶原 真美   2017/12/23-10:21  No.[1939]
 
    千年様、採用していただきありがとうございます。

三代続くそろばんの家

よろしくお願いします。
 

eiko yachimoto   2017/12/23-10:41  No.[1940]
 
    zatsudan
巡礼のよる木のもとや心太 其角
という句があるのですね。お遍路の道沿いで育った千年さんの無意識の中にと入っていたのではなどと思いました。

夏好きから一つ:

日帰りの遍路続けて心太    千年
ほのかに香る茗荷の子摘む

 

千年   2017/12/23-13:08  No.[1941]
 
    たくさんいただけました。其角にそんな句があったんですね。関東の心太、最初衝撃でした。こちらはカツオだしで生姜を擦ったのを(大人は)入れて食べるんです。つまり心太がお汁に浸っているんですよね。
さてさて、次は月なので、ここは季移りで、ミョウガの子には申し訳ないのですが、秋をもってきて、場的な句が少ないので、
◎忘れ扇の香るほのかに 
といたします。
 

千年   2017/12/23-13:19  No.[1942]
 
    山本健吉季寄せでは秋扇は三秋ですが、「残暑なお用いている扇」との文あり。講談社の新日本歳時記では初秋になっていますね。
成し遂げし一事とてなし秋扇 鈴木花蓑
秋扇一本の旅なりしかな 藤ア久を
オペラ座の序曲始まる秋扇 赤尾恵以
死のはなし秋の扇にたたみけり 泉禮子(あやこ)
秋扇わかれ上手な女かな 角田信子
 

千年   2017/12/23-13:20  No.[1943]
 
    次は月をお願いいたします。
 

千年   2017/12/23-13:53  No.[1944]
 
    月の叙景句なら何でも・・・
それではまた明日。
 

梶原 真美   2017/12/23-19:29  No.[1945]
 
    すでに月の座を頂戴しておりますが、ヒントになればと思い挑戦させていただきます。

満月にツリーハウスの鈴澄みて
十三夜駄菓子屋の戸の招き猫
 

尾ア喜美子   2017/12/23-23:31  No.[1946]
 
    ◎忘れ扇の香るほのかに 

  無月なる京に響くは呼び子笛
 満月の五条に舞ふは天狗の子
 

eiko yachimoto   2017/12/24-00:57  No.[1947]
 
    忘れ扇、綺麗な言葉ですね。

お遍路さんが忘れていった扇とも取れるし
暑さが戻ってきた秋の日の扇とも。

一直深謝。

最後の月が豊かに昇っています。

ps。トコロテン、四国では酢醤油にしないのですね。いつか食べてみたいです。
 

yumi   2017/12/24-07:35  No.[1948]
 
    ツリーハウスって何だろう?と調べました。木の上の家に呼び鈴がついていたら楽しい……。

シランプは調べても出てきません。知らないという意味かもしれないと思い始めました。

*姫はいま右大臣邸二日月

*ラウンジのガラス越しには月の湾

*砂揺るる小流れの音月の縁
 

千年   2017/12/24-08:27  No.[1949]
 
    月が出た出た!ここは喜美子さんの満月をいただきます。
 

千年   2017/12/24-08:29  No.[1950]
 
    次は秋の短句、折端。それではまた夕方お目にかかります。
 

尾ア喜美子   2017/12/24-08:47  No.[1951]
 
    月の句、ご治定有難うございました。

 皆様の発想の豊かさに圧倒されております。
 次は何が出て来るか、楽しみですが自身は苦しみでもあります。道は遠し、でも一歩一歩行くしかないのですネ。お遍路さんのように・・。
 

eiko yachimoto   2017/12/24-10:17  No.[1952]
 
    茗荷の子が天狗の子になって大満足、大満月!

*この頃日本の社会から豊かな雑談が消えていっている感じがします。連句の座は貴重ですね。


 

梶原 真美   2017/12/24-11:42  No.[1953]
 
    喜美子さんの付句、メルヘン的で心惹かれました。

小鳥に混ざり飛行練習
露を繋げて腕輪作らむ

よろしくお願いいたします。
 

千年   2017/12/24-17:50  No.[1954]
 
    月の舟、月涼しときてましたので、はっきりと満月異形のパワーがよかったですね。
 

千年   2017/12/24-17:53  No.[1955]
 
    天狗と遍路は打越か・・・
 

千年   2017/12/24-19:12  No.[1956]
 
    打越ですね・・・・応仁の乱はたまた禁門の変で焼け野原になった都にワープして、
◎満月の四条五条に戦の碑
と訂正します。失礼いたしました。
 

梶原 真美   2017/12/24-22:24  No.[1957]
 
    リベンジさせていただきます。

カルタ取り合ふ野分だつ頃
 

千年   2017/12/24-23:03  No.[1958]
 
    野分では満月とどうもそぐわないような・・・反転にもならないような。新年のカルタは予想してませんでした。
前句を生かし、こうしましょう。
◎そぞろに寒しカルタ取り合ふ
 

千年   2017/12/24-23:10  No.[1959]
 
    名残のウラに入ります。
雑の長句、秋いけるか・・
 

yumi   2017/12/25-02:36  No.[1960]
 
    えっうそ〜!

*志士らを悼み菊酒を干す

って作ったんですけど。
何かの役に立つかもしれないから送っときます。
 

yumi   2017/12/25-03:50  No.[1961]
 
    思わず、うそ〜と書いてしまい失礼いたしました。
朝以降に治定かなと思っていたものですから。
気になさらず続けてください。
 

eiko yachimoto   2017/12/25-06:31  No.[1962]
 
    クリスマスの朝、おはようございます。

天狗とお遍路さんが打越?

天狗は異形の
パワー、深い伝説と民俗の世界の存在、お遍路さんは
今は観光客とさほど変わらないながら、昔は社会の中で
生きる場所、居場所を失った人々、市民社会の外の存在だったと高群逸枝を少しだけ勉強したとき読んだような気がします。

marginalized,
普通の枠に入らない、外というところで、打越になるのでしょうか。

勉強になりました。


 

千年   2017/12/25-07:48  No.[1963]
 
    天狗といえば神社仏閣修験道といったところにお住まいなので打越としました。
ナウ折立は雑でいきましょうか。それではまた夕刻に。
 

根本梨花   2017/12/25-10:20  No.[1964]
 
   
 そぞろに寒しカルタ取り合ふ

   宗匠の手綱あっぱれ今ぞ知る
          (昔はものを思はざりけり)

   地下鉄で赤児に上手/\され
 

yumi   2017/12/25-10:45  No.[1965]
 
    そぞろに寒しカルタ取り合ふ

  菊持ちて見舞にそつと来たる人

  体幹を整へ四肢を伸びやかに

  落花生もらつて帰る河童の子

  
 

根本梨花   2017/12/25-10:50  No.[1966]
 
   
 宗匠の〜、は遅くなりましたが晩餐会の御礼です。
 三人のコラボがあっぱれ、感動です。
 百人一首は、もちろん〈あひみての〜〉が浮かんだの
 で。
 

尾ア喜美子   2017/12/25-11:22  No.[1967]
 
   
打越が、ピンとこなくて、申訳ありませんでした。
 勉強させていただいております。
 

千年   2017/12/25-13:22  No.[1968]
 
    早く仕事が終わったので、昼下がりの連句再開。打越でよくなっていく運びありという精神でまいりましょう!
前句が落魄(らくはく)のお公家さんのようでもありますが、地下鉄で場面転換という手もありますが、カルタ運動を運動体にもっていった由美さんの伸びやかな句をいただきます。
 

千年   2017/12/25-13:32  No.[1969]
 
    そぞろに寒しカルタ取り合ふ 真美
ナウ
体幹を整へ四肢を伸びやかに  由美

それではまた。

 

千年   2017/12/25-16:00  No.[1970]
 
    ここは一気におもしろく。
 

車中の海紅   2017/12/25-16:10  No.[1971]
 
    テンポの良さを含めて良い捌きですね。こうして風雅に遊ぶ心を育み、私意を脱して人生賛歌へ。俳諧万歳。

 

eiko yachimoto   2017/12/25-16:50  No.[1972]
 
    体幹を整へ四肢を伸びやかに  由美

付け
  彫像動く朝の雨上がり

  言葉の力ぜひ角界に
 

千年   2017/12/25-18:43  No.[1973]
 
    先生どうも有難うございます。
まだ雨がでてなかったですね。
角界。今の貴乃花親方が現役を引退したときに、新聞全紙をみたところ、東京読売がきっちりコメントを掲載していて、貴乃花が横綱の角力哲学について「横綱はまず相手を受け止め」だったか、まずしっかり相手を受けるというコメントがあったんですね。なるほどと思いました。連句角力・・・
こうしましょう。瑛子さん深謝!
◎まず受け止める横綱の胸

 

千年   2017/12/25-19:02  No.[1974]
 
    相撲は秋の季語ですね。五穀豊穣受け止めて地盤を踏むということなんでしょうか。
次も雑でいきましょう。
 

梶原 真美   2017/12/25-20:25  No.[1975]
 
    千年様、一直していただきありがとうございます。

ほとんどが赤点近き通知表
削れどもハズレばかりのスクラツチ

百人一首を扱ったつもりでしたが、カルタが新年の季語だなんて知りませんでした。秋なのに季移りになってしまいすみませんでした。
 

千年   2017/12/25-21:19  No.[1976]
 
    いやいやカルタこれはでない!お手柄!
 

千年   2017/12/25-21:21  No.[1977]
 
    スクラッチ、通知表ない世界へ行きましょう、。
 

千年   2017/12/25-21:28  No.[1978]
 
    次もがつんといきましょう。おやすみあそばせ。
 

yumi   2017/12/26-03:44  No.[1979]
 
    体幹の句採っていただき有難うございました。

まず受け止める横綱の胸  瑛子

 *停泊の雨の港の店のママ 
 

yumi   2017/12/26-04:30  No.[1980]
 
   

*パリを出て雨の神戸に船着きぬ
 

eiko yachimoto   2017/12/26-10:37  No.[1981]
 
    確かに彫像は「戦の碑」に近かすぎと思います。
(たまたま初めて出会った少女の彫刻が四肢を伸ばして
ダイナミック、雨上がりの空に眩しかった)
お相撲の四股と四肢もそっくり、このところ
新弟子研修に連句を取り入れたらいいのに
と思うほど、言葉足らずの角界ですね。

横綱の美学に変わっておりましたが、これも連句、

ご治定ありがとうございました! もうすぐ満尾!!!!!
 

eiko yachimoto   2017/12/26-10:51  No.[1982]
 
    まず受け止める横綱の胸  瑛子

蒙古馬馳せよる雨の水たまり

馬が既出なので無理ですね。

 

千年   2017/12/26-12:15  No.[1983]
 
    がつんといきましょうなんて言いましたが、ここは肩すかし付けのやり句で
◎駅前のウドンすすれば雨上がる
とします。
 

千年   2017/12/26-12:17  No.[1984]
 
    花前。それではまた明日。
 

梶原 真美   2017/12/26-12:56  No.[1985]
 
    忘れる前に投稿させていただきます。

絶えることなき劇場の列
タイムマシンでどこへ行こうか

よろしくお願いいたします。
 

尾ア喜美子   2017/12/26-13:11  No.[1986]
 
    ◎駅前のウドンすすれば雨上がる
 めげずに挑戦 
 
 つけ

応募ハガキを投げ入れて去る
 洗濯物をいれそこなった

 
 

eiko yachimoto   2017/12/26-14:06  No.[1987]
 
    駅前のウドンすすれば雨上がる   千年

付け
  水源めざしレンタサイクル
 

研究室の海紅   2017/12/26-14:22  No.[1988]
 
     補講に出かける前にちょっと酔狂でお邪魔します。

体幹を整へ四肢を伸びやかに  由美
 まず受け止める横綱の胸   瑛子
駅前のうどんすすれば雨上がる 千年

※花前案

1)海女の磯着は海の羽衣
2)津軽の空は雁帰るころ
3)九条守る村はあたたか
 

千年   2017/12/27-07:47  No.[1989]
 
    絶えることなき劇場の列
タイムマシンでどこへ行こうか
応募ハガキを投げ入れて去る
洗濯物をいれそこなった
水源めざしレンタサイクル
海女の磯着は海の羽衣
津軽の空は雁帰るころ
九条守る村はあたたか

うれしい悲鳴あがる歌旅・・・

 

千年   2017/12/27-07:58  No.[1990]
 
    劇場系、即物系、旅系・・・といただけました。
何気ない日常の「雨上がる」ですが、なんか日常の自由感と海の羽衣の遊泳感が重なりましたので、海女の句をいただきます。駅前うどん店のポスターにそんなシーンがあったかも・・・
 

千年   2017/12/27-08:01  No.[1991]
 
    さて、花の座。皆さまよろしくお願いいたします。それではまた夕刻に。
 

山房の海紅   2017/12/27-08:14  No.[1992]
 
     一直感謝。年を越せない貧乏詩人が押し込み強盗をしたみたいな参加で申し訳なし。
 

山房の海紅   2017/12/27-08:18  No.[1993]
 
    バレーボールのセッターみたいな花前が好きです。
 

千年   2017/12/27-08:48  No.[1994]
 
    どうも有難うございます。花前の窓が開きました。
 

eiko yachimoto   2017/12/27-09:08  No.[1995]
 
    海紅先生、これはこれは素敵な花前をありがとうございます。

お捌きさま:日常の自由、自由な日常、羽衣の遊泳感、うどん屋のポスター、秀逸です。裸と肌の打越なんて
全く問題ありません。

ここで歌仙の序で千年さんが紹介してくださった言葉を噛み締めます。

詩人の林嗣夫(81)氏の演題「言葉に出会う楽しさ」から。
「この世は言葉で形作られている」「変化しにくい言葉と常に変化する現実とのずれに気付き、新しい言葉を求めることが創作活動だ」。記事はこう続きます。「その上で新しい言葉に出会う方法として、目の前にあるものを命あるものと捉えることや、物事を愛の物語として考えることなどを挙げた。

さあ、花!



 

eiko yachimoto   2017/12/27-10:46  No.[1996]
 
     *泣きべそをくすぐってるよ花ふぶき

 *ノコギリ屋根天窓覆う花ふぶき


 

梶原 真美   2017/12/27-12:55  No.[1997]
 
    ダメもとで投稿させてください。

迷宮のごとあちこちに花散りて
 

yumi   2017/12/27-15:48  No.[1998]
 
    私も記念投句させていただきます。

海女の肌着は海の羽衣  海紅

 *朝風に命洗ふや花大樹

 *子が生まれ散歩する朝花万朶

  
 

尾ア喜美子   2017/12/27-16:29  No.[1999]
 
    本当に素敵な花前。
 腰が引けますが・・。

海女の肌着は海の羽衣    海紅
 つけ
 花明り老いも若きも笑み浮かべ
 隣にもまた隣にも花開く

 

千年   2017/12/27-17:50  No.[2000]
 
    世界が違えば打越でない・・・新たな窓が開いていれば打越でない・・・人情はいくら続いてもいいというところですかねえ。
 

eiko yachimoto   2017/12/27-17:57  No.[2001]
 
    もう一句:

幾重にも花の帯まき十周年
 

千年   2017/12/27-18:43  No.[2002]
 
    泣きべそをくすぐってるよ花ふぶき
ノコギリ屋根天窓覆う花ふぶき
迷宮のごとあちこちに花散りて
朝風に命洗ふや花大樹
子が生まれ散歩する朝花万朶
花明り老いも若きも笑み浮かべ
隣にもまた隣にも花開く
幾重にも花の帯まき十周年

いただきました。

 

千年   2017/12/27-18:46  No.[2003]
 
    甲乙つけがたいのですが、
瑛子さんの泣きべそをいただきます。「くすぐっている」がどうも肌肌肌となるので、
◎泣きべその輝いている花ふぶき
といたしましょう。
はい、挙句お願いいたします。
 

千年   2017/12/27-19:12  No.[2004]
 
    明智光秀の愛宕百韻。挙句はその一句だけ光秀の息子が務めていました。
まだ参加されていないで、芭蕉会議の方で、挙句出されていただいても大歓迎です。
もちろん、道中ご一緒の旅がらすのみなさまも。
 

yumi   2017/12/27-19:54  No.[2005]
 
    泣きべその輝いてゐる花ふぶき  瑛子

 *拾った子猫飼ふことになり
 

千年   2017/12/27-20:05  No.[2006]
 
    はい、いただきます。
 

千年   2017/12/27-20:08  No.[2007]
 
    御用納めではありませんが、無事年内に満尾。
 

梶原 真美   2017/12/27-20:33  No.[2008]
 
    満尾おめでとうございます。

憧れの白山連句に混ぜていただき、しあわせな12月になりました。初めての歌仙、たくさん採っていただけて嬉しかったです。
お捌き様はじめ連衆の皆様、ありがとうございました。

いつか対面で連句ができる日がくることを願っております。それではよいお年をお迎えください。

 

尾ア喜美子   2017/12/27-21:27  No.[2009]
 
    満尾おめでとうございます。
 そして、捌きの千年さんを初め連衆の皆様にこころより御礼申し上げます。
 ねがはくは、今度はもっと賑々しく出来れば、嬉しいと思います。それでは、皆様お体をお大切に良いお年をお迎え下さい。
 

eiko yachimoto   2017/12/27-22:09  No.[2010]
 
   
花をもたせていただき忝く存じます。一直ありがとうございます。

お捌きさま、そして真美さん、ユミさんはじめ連衆の皆さま、ありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください。

来年は座で巻きましょう!



 

伊藤無迅   2017/12/27-23:24  No.[2011]
 
    年賀状50枚がやっと刷り終わり、光秀の息子よろしく挙句に参加しようと覗いたら時すでに満尾・・・でした。
とにかく満尾おめでとうございます。

今回は有望新人、真美ちゃんが大活躍でした。
捌さま、連衆さま有難うございました。
どうぞ、よいお年を!
 

千年   2017/12/28-12:24  No.[2012]
 
    皆さまどうも有難うございます。挙句が猫の座になってしまいました(笑)。今日は今年最後の博物館・青山文庫ガイドですが、年末の挨拶にこられるかたばかりで、まだ来館者がいません。
 

千年   2017/12/28-17:10  No.[2013]
 
    真美さんもまたお友達を連れて白山連句を盛り上げてください。
 

yumi   2017/12/28-17:41  No.[2014]
 
    遅くなりましたが、満尾おめでとうございます。
子猫採っていただき有難うございました。
大型本格派新人、真美さんの付け句を、若い人だなあと興味深く感心して見させていただきました。
(「シランプ」は若者言葉ではなく、お国言葉ではないかと思い至りました。)

お捌き様はじめ、お世話になりました皆様、有難うございました。よいお年をお迎えください。



 

山房の海紅   2017/12/28-18:11  No.[2015]
 
    今年は一巻も巻かずに終わるかと申し訳なく思っていましたが、千年さんの発議で白山連句の面目が立ちました。ありがとうございました。

 あらためて掲示板で歳末の挨拶をするつもりですが、来たる新年もよろしくお願いいたします。旧作ながら、歳末の句を以て皆さまの御多幸をお祈りします。

  手の皺のふえしと思ふ年用意  海 紅

 

梶原 真美   2017/12/28-20:05  No.[2016]
 
    的はずれな連想ばかりでしたが、皆様のコメントを拝見して少し自信がつきました。ありがとうございます。

見返すたびに「いい作品だなぁ」と惚れ惚れしています。今度仲の良い人たちにこの連句を見せようと思います。本当に楽しかったです!
 

eiko yachimoto   2017/12/28-20:42  No.[2017]
 
    まあ、連句に的はずれなんてありません。

私も白山連句に参加して、今回が一番楽しかったです!!!!

きっと、みんなが

すっぴんで心を通わせた

からです:ー)




 

千年   2017/12/29-15:40  No.[2018]
 
    今回の歌仙のサブタイトルはすっぴんの巻ですね。海紅先生はじめ連衆の皆さま、また来年もよろしくお願いいたします。
 



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