2011年6月 歌仙 「疊這ふ」の巻(第九回興行)
2011/06/15-14:03 No.[7108]

 「疊這ふ」歌仙
畳這ふ蟻のゆくへや一人住み  海紅
西日の影の止まる夕凪      瑛子
門口の皿に塩盛る小店にて   月子
姉妹揃つて銀の簪         瑛子
国宝の天守を照らす今日の月  希望
燕帰りしことを淋しく         海紅

秋祭りジンジャエールを飲みほしぬ 千年
アイリッシュダンス熱気渦巻き     瑛子
身を隠す逢うてはならぬ人なれば  ちちろ
勝負カラーを締めて凛々しや     むらさき
七十路の恋に朽ちなん神楽坂    海紅
空襲警報灯火管制            瑛子
冬ざれの瓦礫の上に月細く      千年
枯草ゆれて風を聴くらし        海紅
窓側の席と地酒が好みにて     つゆ草
イングリッシュで禅を説きゐる    瑛子
落花して古都の疏水を人行き来   むらさき
土筆ぜんまい嫁菜蒲公英       海紅
名オ
ニンフとは木洩れ日のこと春の山   むらさき
デニムの膝を粋に破りて        ちちろ
デモもアジも失せし母校に戸惑へる  希望
恋に落ちたる図書館の隅       由美
思ひ出は指と指とが触れてより    由美
霜柱踏み沙弥となりゆく        海紅
新しき涙溢れて筆を止め        瑛子
うたひ続ける抵抗の詩         千年
神の住む神居古潭という村に      海紅
厚岸草に暮れ急ぐ旅          月子
月今宵ソナタの楽譜漂着す       瑛子
夜なべを終へて払ふ木の屑      千年
名ウ
シテのごと霧あらはれるその中を   海紅
流刑の地へと長き葬列         月子
団子虫団子となりてひそひそと     海紅
世界遺産の認定を待つ         つゆ草
雨太く金色堂の花匂ふ         瑛子
あまたの蝶の生るる須弥壇      千年

 平成23年6月16日首 同7月5日尾 海紅捌

山房の海紅 2011/06/16-07:18 No.[7113]

 海紅句抄における即興が、この付合(連句)を再開するきっかけになりました。
  連句の展開はひとえに捌き手(相撲の行司に似た役割)にかかっています。捌き手が何人もいては一巻(全36句)に統一感が出ません。このたびは海紅が捌きを引き受けます。細かな規則にこだわらずに感性と句姿を尊重しますので、気軽に付句をお願いします。

 海紅句抄では第三に「しずやかに月の出をまつ梅雨の夕 むらさき」という句が出ましたが、詩語として「梅雨の夕」が落ち着きません。「梅雨夕べ」などという言葉を覚えておくとよいかも。ただし、第三は発句の一人暮らしの侘びしさから抜け出す必要があるので、ぜひあかるい句が欲しい。それは「いまかとぞ待つ梅雨晴れの月」と直して脇に据えても同じ。

 よって、発句に穏やかに添えられた「西日」の句を脇に相応しいものと判断します。

山房の海紅 2011/06/16-07:24 No.[7114]  さて、発句と脇で、海辺の街の独り住まいの景色が整いました。当季を尊重して、第三も夏にしましょうか。季節なしでもかまいません。ただ、賑やかな句を出して、発句の侘びしさを抜け出しましょう。
ちちろ 2011/06/16-09:08 No.[7115]

ごぶさたしています。
第三に参加します。

 畳這ふ蟻のゆくへや一人住み  海紅
   西日の影の止まる夕凪    瑛子
  洗い立てデニムの膝は穴あきて ちちろ 

堀口希望 2011/06/16-10:45 No.[7116]

参加することに意義を見出し…
  (第三) チョー高いタワー見むとて賑はいて

よろしくお願いいたします。

研究室の海紅 2011/06/16-12:38 No.[7117] 附句三句くらいは待ちましょうか。
堀口希望 2011/06/16-16:00 No.[7119]

もう一句付けてもいいですか?

  デモもアジも失せし母校に戸惑ひて

eiko yachimoto 2011/06/16-19:31 No.[7121]

門口の皿に塩盛る小店にて

____
月子さ〜〜ん、上に掲げた句は第三として作ったのでは? 

希望さん、ちちろさん,楽しくなってきました、血が騒ぐと云いましょうか? 先生、どうぞよろしく御願いいたします!

山房の海紅 2011/06/17-06:01 No.[7123] 「洗ひたて」は「一人住み」の近く、「チョー高い」「デモもアジも」は時事・懐旧がらみの体。もちろんそれでもよいのだけれど、まだ走り出したばかりの第三なので、姿の美しい「門口の」をもらいます。「塩盛る」に起情(人情)の気味があって、次句が構想しやすいと思うがいかが。高知の千年氏が坐っていそうな暗がりである。
  四句めも雑(季節なし)でお願いします。はっきりと人を出した方がよいでしょう。
eiko yachimoto 2011/06/17-07:59 No.[7124] 先生!「門口の」は月子さんの句です。(海紅句抄のページに
書き込みがありました。)瑛子拝
山房の海紅 2011/06/17-08:13 No.[7125] Oh! I beg your pardon.
eiko yachimoto 2011/06/17-09:49 No.[7126]

you are Very welcome!

塩と夕凪がかすかに響くも、第三らしい展開が
いいですね!

むらさき 2011/06/17-20:13 No.[7129]

先生 
「・・・梅雨夕べ」へと、添削ありがとうございます。

月子さんの後に、没も覚悟で挑戦(?)します。

第四句 −「あそびの天才こどもらの声」

eiko yachimoto 2011/06/18-07:15 No.[7130]

*姉妹揃って銀の簪

*道普請済みいざ歩き初め

*めくばせをして貸本わたす

*子犬を連れし貴婦人の靴

*残る雨の香石畳ゆく

山房の海紅 2011/06/18-08:32 No.[7131] 前句の「にて」は格助詞「〜において」「〜の時に」という意味か、助動詞+接続助詞「〜であって」のように理解するの普通。とすれば、どうしても「小店」の中か外に展開する様子が欲しくなる。付きすぎになっても、その方が自然。さて、たくさん出た付句(つけく)の中で、もっともそれに叶うのはどれ? そこに捌き手の好みが出る。というわけで「姉妹揃つて銀の簪」を採ります。古典に倣い、促音も大きく表記してみます。
  次は月の定座(指定席)です。前句を踏まえると、艶やかな月になりそうですね。それもよい。みなさんの記憶の中によい月がありますように。
むらさき 2011/06/18-11:44 No.[7132] たしかに「 姉妹そろつて銀の簪 」は、気品があり 美しいですねえ。先生が想定される場にもピッタリ!
脱帽です。
つゆ草 2011/06/18-14:16 No.[7134]

表6句が終わるまで・・と待っていたのですが、楽しそうなのでお仲間に入れて下さい。まず一度恥を覚悟で。

 朝帰り猫に優しき月雫
  三味線のこぼるる路地の月明かり
  ネオン消ゆビルの間を射す孤月

研究室の海紅 2011/06/18-16:15 No.[7135]  最初の句が一番おもしろいけれど、「朝帰り猫」は猫の恋(春)の世界に近くなる。また「三味線のこぼるる路地」や「ネオン消ゆ」るビル街は打越(二つ前)の「小店」のある風景に近似する。つまり、捌きとしてはもう少し離れたいのだ。
つゆ草 2011/06/18-18:12 No.[7136] 解りました。私としても近いかなと思っていました。有り難うございました。またいつかチャレンジします。
堀口希望 2011/06/18-23:40 No.[7137]  国宝の天守を照らす今日の月  希望
山房の海紅 2011/06/19-00:31 No.[7138] 「国宝の天守」をいただきました。ややおとなしめの展開でしたので、折端(六句目)を主観的にしました。これで初折のオモテが終わり、次は初折のウラの第一句目(折立=オリタテ)です。何を詠んでもかまいませんが、秋の句でお願いします。燕が帰ったことを淋しく思っているのはどんな人か、なんてことをヒントにするとよいかもしれません。
千年 2011/06/19-05:14 No.[7139] 高知のくらがりから出てまいりました。い座・・・・
○特急を遣り過ごしたる秋遍路
○秋まつりジンジャエールを飲みほしぬ
○鯉はねるコスモス園の老夫婦
むらさき 2011/06/19-12:26 No.[7140]

折立に!

 @ きんもくせい記憶の深み蘇生させ
  @ ゆく秋を滝の奏でる交響詩

研究室の海紅 2011/06/19-13:14 No.[7141]

折立は初折ウラ第一句なので、帰燕を語る人であるとともに、以後の展開が容易なように、さらりとした句を選びました。規則にこだわれば、次は恋の誘い(恋の句を出しやすい内容)ですから、遍路や老夫婦では連想が狭まってしまうと判断しました。「滝の奏でる交響詩」とは美しい。これが相応しい場面がこれから出てくるとよいですね。大切に記憶して再挑戦してください。次は雑の句ですね。恋の呼び出しのような内容でなくてもかまいません。

 いまスクーリングで大学にいるのです。日曜出勤です。

eiko yachimoto 2011/06/19-13:21 No.[7142] 君訪はば晴れ上がりゆく河の霧
eiko yachimoto 2011/06/19-13:39 No.[7143] すみません、治定と同時に出句してしまったようです。
ジンジャーエールが大好きなeikoより。
むらさき 2011/06/19-14:25 No.[7144] 先生
ありがとうございます。
eiko yachimoto 2011/06/19-15:22 No.[7145] 渦巻く熱気アイリッシュダンス
研究室の海紅 2011/06/19-15:31 No.[7146]

いま休憩で研究室に戻りました。

「待ち兼ねの恋」という言葉を紹介します。恋の句に定座はないのですが、古来大切な詩題ということで大事にされています。ただしは初ウラに入って、すぐに恋(らしき)雰囲気の句を出すのを「待兼の恋」といって嫌うのです。それで、初ウラ二句めあたりを「恋の誘い」とするようです。

ああ、今日のボクは働き者であります。

むらさき 2011/06/19-17:03 No.[7147]

先生 
お疲れ様です。ジンジャーエールをどうぞ!(笑い)

@ タイミングみて紅い花束

研究室の海紅 2011/06/19-17:09 No.[7148]

今研究室に戻りました。瑛子さんの句を上下逆さまにさせてください。「き」と結んだのは六句目が「き」なので。この句で恋の句の用意ができましたね。ふるって投句願います。

 これから、ジンジャーでなく、一人酒、ビールの泡でもいたゞいて帰宅します。

千年 2011/06/19-20:25 No.[7149]

ジンジャエールの句、どうも有難うございます。
明日は松江、明後日は山口・・・旅のセールスキャラバンで初訪問です。

○静かにもらす別れたことを

千年 2011/06/19-20:38 No.[7150] 短句でした・・・・全く・・・
山房の海紅 2011/06/20-10:10 No.[7151]

恋の句は苦手かしらん。付合は自分のことを詠むわけではないのですから、自在に…。

うちゆがむ松にも似たる恋をして 芭蕉(貞享4「磨ぎ直す」歌仙)
後朝やあまりかぼそくあてやかに 芭蕉(元禄1「雁が音も」歌仙)
賎の子が待つ恋習ふ秋の風 芭蕉(元禄2「衣装して」歌仙)
いとほしき人の文さへ引きさきて 不知(元禄2「野あらしに」半歌仙)
手枕にほそき肱をさし入れて 芭蕉(元禄2「風流の」歌仙)
誰が嫁と身をや任せむもの思ひ 芭蕉(元禄2「陽炎の」歌仙)
見ぬふりの主人に恋を知られけり 其角(元禄5「打ち寄りて」歌仙)

ちちろ 2011/06/20-11:17 No.[7152]

ありゃ〜!しばらくぶりで覗いたら随分進んでしまいましたね。
恋の句に参加しま〜す。

●逢ひみての後の心はルルルンルン
●身を隠す逢ふてはならぬ女に逢ひ

むらさき 2011/06/20-14:04 No.[7153]

私も、それでは!

@ 涼やかにふたひらならび鰯雲
@ とりすまし秋の声きくふたりかな
@ 勝負カラー締めて向かいし紅葉苑

eiko yachimoto 2011/06/20-16:54 No.[7154] 先生、エンヤの世界の句を取って下さりありがとうございます。
ケルトの渦が恋をもえあがらせますように。それにしても
芭蕉の『うち歪む松にも似たる』の勢いは想像するだに
嵐が丘級です。瑛子
むらさき 2011/06/20-17:19 No.[7155] eikoさん
おめでとうございます。「静」も「動」も、ステキです!
eiko yachimoto 2011/06/20-19:13 No.[7156] thanks,むらさきさん、now it's your turn, I wish your 健吟!
山房の海紅 2011/06/20-23:14 No.[7157]

ちちろさんと、むらさきさんの句をトリミングさせてもらい、昔の恋人への未練をひと続きに工夫してみました。お気に召さないかもしれませんが、お稽古ごとと思ってお許し下さい。

 次は恋を続けても、雑でもよいでしょう。我らが人生に起こりうることなら、どんな事柄でも詠むことができます。
  なお、いちおう七か八句目に月をあげていただくつもりで参ります。

山房の海紅 2011/06/21-08:35 No.[7158] 本音をいえば、はっきり恋と分かる展開にしたかった。その意味ではもう一句、恋があってもよい。
ちちろ 2011/06/21-08:47 No.[7159] 先生、「身を隠す」の句を採っていただきありがとうございます。小生は身を隠しているわけではありませんので、念のため。
むらさき 2011/06/21-11:00 No.[7160]

先生
ちちろさんの脇(?)に「勝負カラー・・」をとっていただき、ありがとうございます。
ていねいな解説をしていただけるので、おぼろげながら”連句というもの”がイメージされてきました。そして「 月子さんがおっしゃていた連句の面白さ 」も、少し分かりかけてきました。

月子さん
あのお言葉に押されて、連句に参加しました。
本当にありがとうございます。

むらさき 2011/06/21-11:07 No.[7161]

連句にはまっています。
次を !

@ ひぐらしや届かぬ恋をつまびいて
@ ひぐらしの切なき調べわれ映し
@ 想うほど遠くなりけり月の影

eiko yachimoto 2011/06/21-11:38 No.[7162]

苦手に挑戦します,(連句筋トレと称しております。)

*硬き皿ふたりの揺らぎ重ならむ

*惜しみなく一生捧げ子らといる

*君19セピアにならず滲みおり

堀口希望 2011/06/21-12:09 No.[7163]

前句が恋句としてはあっさりし過ぎているように思いますので、もう一句恋を。しかもバレ句で(掲載禁止?)。「新年」で詠みました。ちなみに前句の「勝負カラーの男(あるいは女)を政界筋の人ととりました。

   マスコミをまいてやうやく姫はじめ 希望

研究室の海紅 2011/06/21-19:02 No.[7164]

スミマセン。希望さんの「政治家」をヒントに神楽坂の恋をねつ造しました。「七十路」はナナソジ。「朽ちなん」は意志で、「死んでしまおう」の意。どうも、ボクの句は古風でいけませんね。

 ねつ造した理由は以下の通り。

1,恋の終わりを付けたかった。
2,「姫はじめ」は強烈すぎた。
3,まもなく、月の出所で、つづいて花の定座が来ることを考えると、季節のない句がよいと思った。

さて、恋をこれで終えて、次は雑の句をお願いします。七句目か、八句目の月は冬の月を眺めたく思います。

eiko yachimoto 2011/06/21-19:04 No.[7165]

nakoso oshikere geshi no yoru

神楽坂いいですね!艶めきました。

eiko yachimoto 2011/06/21-21:32 No.[7166]

*空襲警報灯火管制

*トタンの壁を伝ふ雨樋

*かくも尾を立て角の野良猫

むらさき 2011/06/21-21:39 No.[7167]

ちょっと強烈なので、すこし和みを!(笑い)

@ 紅茶にそえてマロングラッセを
@ はんなり匂う黄や白のバラ

山房の海紅 2011/06/22-01:37 No.[7168]

ウラになって、張り詰めた句が多くなったか、と反省もありますが、前句の緊迫なる余情を承けて、上手に転じた「空襲警報灯火管制」をいただきました。

 冬の月(寒月・冬満月・冬三日月)を詠むのに相応しい句がでました。次を「月の出所」としたいと思います。ふるって挑戦して下さい。ただし、ウラは人間が出過ぎてウルサイので、景色の句をいただければ幸いです。

eiko yachimoto 2011/06/22-09:18 No.[7169] 子供の頃、電灯に紫の布をかけてもらって眠った記憶が
あるのですが、戦争後に産まれたのにあれは何だったのでしょうか?
(同じ部屋の大人はまだ仕事があったのかも。)ご治定ありがとうございました。
むらさき 2011/06/22-11:49 No.[7170]

先生と、 瑛子さんへ

「う〜ん」と唸ってしまいました。

海紅句と瑛子句がニ句そろうと、妙に納得してしまいます。「朽ちなん」ほどに思い詰めた気持ちは、瑛子句のような状況下ではありえますよねえ!
私の”詠み(?)”は、ホントに 甘い・浅い。
先輩(瑛子さん)またまた、脱帽です。

むらさき 2011/06/22-12:06 No.[7171]

希望さん はじめまして。

「勝負カラーの句」は 若いイケメンが ”今度こそはプロポーズを ”とデートの場へと急ぐ、というイメージのつもりでしたが・・。

入会したばかりです。どうぞ、よろしくお願いします。

むらさき 2011/06/22-12:17 No.[7172]

月の句でいきます。

@ 寒月やオアシスと化すビルの谷

eiko yachimoto 2011/06/22-13:02 No.[7173]

連句を始めたのは15年くらいまえですが
先輩って読んでもらったのは今日がはじめて!
thank you, むらさきさん,indeed.

つゆ草さんもさらさんも月子さんも
でてきてくださいな。(いろいろあってこその連句です)

千年 2011/06/22-20:39 No.[7174] ○月天心残りし松のさえざえと
○月上る一本松のさえざえと
○冬ざれの瓦礫の道に月上る
山房の海紅 2011/06/22-21:40 No.[7175]

むらさきさんの〈「勝負カラーの句」は 若いイケメンが ”今度こそはプロポーズを ”とデートの場へと急ぐ、というイメージのつもりでしたが〉という自句解説はおもしろい。俳句という韻律は、作者の存念を伝えるには不完全なものと思って下さい(もっとも、完全なものなどあるとも思えないが)。そして、その(他者が誤解とも言うべき付句を持ってくるという点)を、むしろ面白がってください。「作者の思いは実はこうだ」というこだわりを離れる点にこそ、この文芸の醍醐味があります。
  さて、その上で申しますが「寒月やオアシスと化すビルの谷」は「寒月や」と月の凛々しさをほめているのに、続いて、その反対のあたたかげな「オアシス」を向き合わせては腰砕けです。あくまで寒月を讃えて欲しい。なぜなら、「寒月」と「オアシス」と二つの事柄を描いて、どちらが感動の焦点か分からなくなるから。作品は一つのことを言えばよい。むらさき女史に俳句・連句を続けてもらいたいので、あえて苦言を…。

 さて、付けは出張から帰った千年氏が、震災の跡を詠んだと思われる三句から、「冬ざれの瓦礫の道に月上る」を「冬ざれの瓦礫の上に月細く」としていただきます。次の短句は冬の句か、或いは雑でもかまいません。「冬ざれの」の句が活きればよしとします。

eiko yachimoto 2011/06/23-00:15 No.[7176]

*賽の河原に響く鈴の音

*抱いてあやせば微笑の浮かび

*白い息吐き井戸端会議

山房の海紅 2011/06/23-07:30 No.[7177]

 これまでを振り返ってみると、人事(人間の暮らしに関わる事柄)がほとんどだと思います。それで全体がやや重たい。三十六句全体のことを構想すると、それでは単調ゆえ、

※枯草ゆれて風を聴くらし

と景気(景色)の句を続けてみました。冬は以上二句で終えて、
次(九句目)は雑、その次(十句目)も雑にして、その次(花の定座)で春と参りましょうか。

eiko yachimoto 2011/06/23-07:51 No.[7178] 人のいない自然の効用、さらりと素晴らしい付けを
ありがとうございます。
eiko yachimoto 2011/06/23-09:26 No.[7179]

*算数の呪い『京』って何だろう

*読み解かん古代匠の心技

つゆ草 2011/06/23-17:26 No.[7180]

瑛子様有り難うございます。何だか出るチャンスを失い勇気をいただきました。

 旅行けば地酒の文字に誘われて

 てんこ盛り野菜嬉しき道の駅

 紙漉きの音シャカシャカと和紙の里

旅の実景です。自信がありません。さらさんも月子さんも瑛子さんのお誘いに乗って下さい。

むらさき 2011/06/23-22:36 No.[7181]

海紅先生

ご多忙な中、ていねいなコメント(助言・ご指摘)ありがとうございます。とても嬉しく、また、とても恐縮しております。
「文芸の醍醐味」、「作品は、一つのことを言えばいい」− とのお言葉、しっかり胸にきざんでおきたいと思います。

これからも、ご指導よろしくお願い申しあげます。

山房の海紅 2011/06/23-23:04 No.[7182]

前句をちゃんと承けたい。例えばつゆ草さんの「旅行けば地酒の文字に誘われて」を削り削って、最後に残るものはなにか、と考える。それは「地酒」。これを前句につなぐように思案する。前句は風に枯草がゆれる景だ。付句はそれが見えた方がよい。そこで、「窓側の席」という言葉を考えた。それをつゆ草さんの句にはめ込む。その際、旅の実景という「私だけの思い出」から離れて、前句と一体になる言葉の世界に遊ぶ。その結果、「窓側の席と地酒が好みにて」という修正案が生まれた。地酒というアイディアはつゆ草さんのものだから、連句における作者はつゆ草さんということになる。なお、他の二句の場合「道の駅」「和紙の里」は捨てた方が余情が出る。皆は書かない、という詩の原則がこれ。

 と書いていたら、むらさきさんのコメントが入った。恐縮。でも、今夜はこれで寝てしまうかもしれない。あとは明日ということで。

山房の海紅 2011/06/23-23:10 No.[7183]

 追伸
「和紙の里」という言葉がなければ、この句は悪くないということ。ただし「紙漉」は冬の季題なり。

 「故山入夢」、みなさま、ますますお愉しみください。

つゆ草 2011/06/24-05:04 No.[7184] 先生御指導有り難うございます。何だか無理に入れていただいたみたいで申し訳ありません。前句に続くという一番肝心なことが抜けていて恥ずかしいです。ほとんど作っていただいたのにつゆ草の名を出して下さって恐縮です。
つゆ草 2011/06/24-07:48 No.[7185] 先生、やはりつゆ草のは没にして下さい。何だか申し訳なく、心が重いので。もう少し連句の勉強をしてから参加することにします。
eiko yachimoto 2011/06/24-09:35 No.[7186]

つゆ草さん、そんなこといわないで!連句は勉強してからするものではなく、みどりごがおぼえるともなく言葉をおぼえるように、そこにいて(=座に身を置いて)知らない間にわかってくるものです。

私がはじめて座に出たときはもちろん一句も取られませんでした、もちろん、ひどくがっかりしましたが、連句は句のコンテストではないのですから、がっかりすることもなかったのです。(といま、
思います)

連句の発句だけは句会的ですが、それ以後の付け合いは
コンテストではありません。私の場合、句を出しても、「自分の作品としてうやうやしく出す」わけではなく、座にヒントを提供するぐらいの気持ちでやっております。臨機応変、縦横無尽の展開を
する連句において、お捌きに裁量がないととても満尾まで
行きません。それにお捌きには仕事だけでなく、大いにたのしんでいただきたいではありませんか。先生はつゆ草さんの句を一直することを楽しんで下さっています!

存分に楽しんで、連句に
捌きに

山房の海紅 2011/06/24-10:26 No.[7187] 連句を始めたころは没ばかりで、採られても推敲され尽くして、原句の1文字しか残っていなかったり、こんなことばかり。それで、「これじゃ、もう私の作った句とは言えない!」と思ってやめたくなる。こんな思いを味わった人は多い。しかし、この小我(自分自身に執着した我)を捨てて大我を志すことは、俳句を作る鍛錬としてもきわめて有効であると考えています。他者との共生・共鳴のために、自分らしさをコントロールするというくらいのつもりで参加して下さいナ。
山房の海紅 2011/06/24-10:33 No.[7188]  連句を交響曲(symphony)のように考えてはどうだろう。各パートは自分の技量を全体のharmonyを支えるべく発揮する。交響曲には指揮者が不可欠。その役目を今回はボクが引き受けている。こんな解釈ではいかが。
山房の海紅 2011/06/24-10:37 No.[7189] 先に「小我を捨てて大我を志すことは、俳句を作る鍛錬としてもきわめて有効」と書いたけれど、もう少し気取って言えば、毎日を気楽に生きるためにも有効な心得なんてふうに思うこともある。
山房の海紅 2011/06/24-10:52 No.[7190]

海紅捌きは、今までの千年捌きが、遠慮して言わなかったことを、無遠慮に言っているという印象を与えているかもしれない。

 それは、月子さんの初めの発言「…正直なところ連句はさっぱり、ここのところ俳句もさっぱり解らなくて…といいつつ……とにかくやってみる」があって、

 海紅が「月子さんのような人は多いと思うので、捌き手のボクから、「次はこんな句がふさわしい」というような最小限の道筋を示して付けてもらうという方法はどうだろうか」と提案したことによる。

 軽みの心掛けでお願いします。

山房の海紅 2011/06/24-10:56 No.[7191]

 そこで、次(10句目の短句)は前句の人はどんな人物かを付けてみてはどうだろう。無季でかまいません。

 なお、11句めは花の句(春)です。

eiko yachimoto 2011/06/24-11:16 No.[7192]

*漆黒に浮く青きふるさと

*大拙眠る谷戸深き寺

eiko yachimoto 2011/06/24-11:20 No.[7193] すみません、先生の指示を読む前に送信しました!
むらさき 2011/06/24-11:51 No.[7194] つゆ草さん
お待ちしてましたよ!
コメントを拝見し「 とても繊細な方! 」と感じ、ご一緒できる日を楽しみにしていました。
むらさき 2011/06/24-12:04 No.[7195]

10句目に、

@ 琴の音たぐりまたまわり道

山房の海紅 2011/06/24-13:16 No.[7196]

瑛子さんから鈴木大拙が出ました。墓は東慶寺だったでしょうか。ただ、実在した人を詠む場合は、それとはっきり分からぬように、その人を髣髴とさせるような「おもかげ」として付ける方がよいと習った気がします。それで、大拙のようで大拙でないという感じで「イングリッシュで禅を説きゐる」としてみました。これでも瑛子さんの付けです。

 まあ、Conductorがボクゆえ、いままで希望さんやつゆ草さんのアイディアをパクッタように、この巻はこんな感じで進めさせてください。

eiko yachimoto 2011/06/24-14:42 No.[7197] 大拙師は飛行機の窓から太平洋やアラスカを何度も
眺めた事でしょう。ご治定かたじけなく。ouhen ni eigo no ei
むらさき 2011/06/24-15:07 No.[7198]

それではめげずに 感受性訓練のつもりで、「 11句目を ! 」。

@ 散りいそぐ花びら積んで花疏水
@ 紅ざくら枝垂れる先の蕾たち 

山房の海紅 2011/06/24-16:19 No.[7199] むらさきさんの発想を生かして、「落花して古都の疏水を人行き来」としました。「散りいそぐ花びら」を「落花」の一語にこめてしまう。それで、前句の「禅」の講釈に相応しい場所として「古都」を出してみたのです。こんなまとめかたもあるというお稽古として、どうか御諒承下さい。行き来する花の客に、アメリカ人が禅の話をしているのかもしれません。
山房の海紅 2011/06/24-16:32 No.[7200]

連句を難しく考えてもらいたくないという気持ちをこめて、折端(十二句目)は遊んでみました。全部季語ですから、俳句の先生にはまちがいなく叱られますね。でも前句の季節と人の行き来する道に結びつけると、なんとなく調和してしまう。連句は前句の心に共鳴するなら、こんなことをしてもかまわない文芸です。どうぞ発想の転換に遊んで下さい。

 次は二の折(名残の折)の折立です。春の句をください。

つゆ草 2011/06/24-16:34 No.[7201] 朝から外出して今戻りここを開いたら皆様のあたたかいお言葉に嬉しく今涙があふれています。歳のせいか情緒不安定で困ります。有り難うございました。
eiko yachimoto 2011/06/24-16:51 No.[7202]

Congrats to Murasaki!

先生、折り端に佳句をえてうれしいです(弾むこころと岸の弾力)

Go, go, つゆ草さん、あと18句,お料理とおんなじです、
目を離さないで!

むらさき 2011/06/24-21:26 No.[7203]

先生

連句というのは、句を通してコミュニケートし、ひとつの世界というか、宇宙というか、そのようなものを協同で創りあげてゆくことなのですね!?
「ほんのすこ〜し、分かってきたような・・・」。

それから、つゆ草さん・私の句から”あらたな句を発想していく視点”を提示していただき、ありがとうございます。
本当に新鮮です。

千年 2011/06/24-21:26 No.[7204] 連続出張でやっと戻ってまいりました。ネット連句の有難し。「瓦礫の道」を「瓦礫の上」に斧正していただきありがとうございます。
eiko yachimoto 2011/06/24-22:55 No.[7205]

千年さん、おかえりなさい。(cf。『月上る』から『月細く』
となって『冬ざれの瓦礫』がくっきりしたことも)

折立ての春3句目:

*行く春に鳥啼き魚の目に涙 (芭蕉)
   こういうサンプリングはいかがでしょうか?

山房の海紅 2011/06/24-23:27 No.[7206]

明快なサンプリング。「行く春」「晩春」で、みなさんから、句を待ちます。

 むらさきさん、おっしゃるとおり、連句は二者共同体による詩です。遊んでください。

山房の海紅 2011/06/25-10:50 No.[7207]

行く春:行く春や帰国の望みなく妻と(相田苔蘆)
暮の春:湖に鳰の小さき暮春かな(金田けんじ)
惜春(春惜しむ):惜春の心に弓を引きしぼる(堀川炭舟)
春深し:墨うすくうすく仮名書く春深し(山田不染)

 さて、皆さんの身辺はいかが。

 本日これより俳文学会の例会で深川江戸資料館へ。身辺雑詠でもお待ちいたします。

むらさき 2011/06/25-11:44 No.[7208]

先生

@ 木洩れ日とニンフたわむる春の山
@ 白梅を天蓋にして黒い猫
@ 震えつつ気はむらさきに春を染め(晩春)

++ 3句目の「むらさき」は 実は「うすむらさき」なのですが、そうすると 字余り(?)になるので、どうしたものかと思いながら・・・。もし、助言いただければありがたいです。

eiko yachimoto 2011/06/25-13:50 No.[7209]

*永き日の廚の棚に暮れにけり

*良人に料理る指先春深し

むらさき 2011/06/25-14:32 No.[7210]

先生
すみません。
3句目変更します。
@ 震える気うすむらさきに春を染め(晩春)

つゆ草さん、他のみなさん、遊びましょうよ!

山房の海紅 2011/06/26-06:22 No.[7211]

「木洩れ日とニンフたわむる春の山」
山川草木の妖精と木洩れ日が仲良く歌い踊っている、という意だろう。「戯れる」が作りすぎなので、いっそ「木洩れ日が妖精なんだ」と焦点を絞ってみた。さて、この推敲がうまくいったかどうか。

 三句目は「震える気」が難解であった。

 おかげで春三句ができました。次は数句、無季で遊んでください。

研究室の海紅 2011/06/26-11:22 No.[7212]

日曜日をどこかに出かけて充実した時間を過ごしているのだろうか、句がでないね。ボクはまた九時半から十七時までの講義で、大学に来ていますヨ。

さて、進めるために、最初にちちろさんがくれた句をアレンジして「デニムの膝を粋に破りて」を採用しましょう。 

研究室の海紅 2011/06/26-12:47 No.[7213]

昼食で研究室に戻りました。
次に希望さんの「デモもアジも失せし母校に戸惑ひて」が付くのではなかろうか。

ナンチャッテ、海紅の一人相撲で二句追加しました。
……誰か登場しないかな。

研究室の海紅 2011/06/26-12:51 No.[7214] 希望さんの句は、恋が出そうな気配があるね。
研究室の海紅 2011/06/26-13:19 No.[7215] ……みんな何処へ行った〜(中島みゆき「地上の星」)。
yumi 2011/06/26-20:58 No.[7216]

*あなたの指に触れし図書館

連句初めてで、何も分かりませんが、先生が導いてくださるので、やりたくなってしまいました。皆さん、上手ですねえ。できそうな所だけ、ゆっくり参加させていただきます。よろしくお願いいたします。

千年 2011/06/26-21:25 No.[7217] ○何もないから走る砂浜
eiko yachimoto 2011/06/26-21:29 No.[7218]

ゆみさん、はじめまして。ご参加嬉しく思います。

この頃私は連句はキャンプファイアーに似ていると思えてきました。どんどん薪をくべて熱をもたせてこそ座が成立、まあ
笑点のような、ジャズのアドリブ演奏のような、室内楽のような
(そのどれになるかは捌きと連衆次第)うねりがありいきいきとしたやりとりをめざします。全編佳句をならべても連句にはならないところがいい、道端の石ころのような
句が大きな働きをする事があります。といって、道端の石ころの
ような句が一番むづかしかったりもしますが。人間関係とほんとうによく似ています。

eiko yachimoto

ps.
今日は連句会があり、今帰ってきました。ついおしゃべりを
しました!

むらさき 2011/06/26-21:54 No.[7219]

海紅先生

句を面白くアレンジしていただき、ありがとうございます。お礼の言葉おそくなってしまい、申し訳ありません。
また、「作りすぎ」ーいうご指摘「そういえば・・そうなるかも」と、心当たりもなくはなく・・です。
私が自己満足の世界におちいらないように、ご指摘よろしくお願いいたします。

むらさき 2011/06/26-22:08 No.[7220]

ゆみさん

こんにちは! はじめまして、むらさきです。

遊びながら、俳句についてこんなに学べるなんて − と
私は感動しています。
ゆみさんも気長に遊んでくださいね!

むらさき 2011/06/26-22:26 No.[7221]

@ 牛蒡の芽白装束で修行中
@ 牛蒡の芽やがて清しき男顔

冷蔵庫に新牛蒡を保管し、しばらくして 覗いたら芽が出ていました。それが真っ白で首を垂れているようで、お坊さんにそっくり、衝撃でした。1句目はそれを詠みました。2句目はその2日後の姿、巻いていた葉の表が見えてきて、意外にハンサムでした。

山房の海紅 2011/06/27-00:58 No.[7222]

yumiさんはボクの知っている由美さんでしょうか。とすれば句の下に「由美」の名を出してよいですか。
  さて、「あなたの指に触れし図書館」はよく姿が見える、すっきりした表現です。でも平句(付句)はもっとシンプルなものなのだということを知ってもらうために、二句に分けてみました。この作りすぎ、言い過ぎなどということは俳句を詠む際にも役に立つ心得です。参考にしてください。

恋に落ちたる図書館の隅       yumi
思ひ出は指と指とが触れてより    yumi

山房の海紅 2011/06/27-01:05 No.[7223] 今日は日曜スクーリリングの最終日でした。九時三十分から十七時までの講義の終えて、水道橋にでて、二部のゼミのコンパに参加しました。お店の主人は三島由紀夫さんをよく知っている人で、四十年近く昔にタイムスリップしてしまいました。
eiko yachimoto 2011/06/27-06:59 No.[7224]

*新しき涙溢れて筆止まる

*突然の再会君は家族づれ

山房の海紅 2011/06/27-07:34 No.[7225] 停滞をちょと恐れて、釈教(仏教的なるもの)がらみの筋を出してみました。「霜柱踏み沙弥となりゆく」がそれ。「沙弥」は少年僧。「霜柱」で冬。ふとみると瑛子さんから長句が出ている。「新しき涙溢れて筆を止め」としていただく。偶発的な現象ながら、たぶん前句と付いていると思う。冬は一句で終わってよし。11句目の秋月(定座)までは雑に遊びましょう。
eiko yachimoto 2011/06/27-11:14 No.[7226] 「たけくらべ」(長句と短句をまちがえること)は音痴と同義とならいました。けれど『怪我の功名』と申しましょうか
涙の意味が深まりました。ご治定ありがとうございます。
むらさき 2011/06/27-15:49 No.[7227] @ 友逝きて声のみ凛と在り
大江月子 2011/06/27-18:22 No.[7228] ええっ連句がもう撒かれていたなんて!今まで知らない私。みな様いかがお過ごしですかなんて書き込んでしまった。後何句ですか。
千年 2011/06/27-18:51 No.[7229] 月子さーん。おかげさまで久々の連句を愉しませてもらっています。
前句を詩人とみて、
○うたい続ける抵抗の詩
感情の高ぶる作家とみて、
○甦らせる幕末の志士
大江月子 2011/06/27-19:10 No.[7230] 祈願の札を納め忘れる
eiko yachimoto 2011/06/27-19:23 No.[7231]

月子さん、電話すれば良かった!どうしたのかと
毎日待っていました。まだ花も月もあります。

eiko

むらさき 2011/06/27-20:06 No.[7232] 月子さんどうなさったのか?と心配してました。
よかった!!
瑛子さんも、ずいぶん心配していらっしゃいましたよ!
私は、月子さんのお奨めもあって 今とても楽しんでいます。
ありがとうございます。
大江月子 2011/06/27-20:15 No.[7233] 瑛子さんごめんね。俳句のことばかり考えてた。千年さん出て見えてうれしいです。慰め広場じゃないんだから…先生すみません。祈願の札…は沙弥へ戻りますね。考えます。
大江月子 2011/06/27-20:17 No.[7234] あっいつのまにかむらさきさん!
つゆ草 2011/06/27-20:18 No.[7235] 月子さんの登場で嬉しくなりました。失敗を恐れず、再びチャレンジ。
前句の哀しみを受けて
   浪の彼方に消ゆる面影
明日への希望を胸に
   空を仰げばコンドル飛びて
   地平線には夢の架け橋
むらさき 2011/06/27-20:29 No.[7236] 私は月子さんや瑛子さんのように、ご自分の意見をきちんともち、それをきちんと表現しようと努力される方を尊敬しています。そして、私もそうありたいと思っています。
これからも、よろしくお願いします。
むらさき 2011/06/27-20:41 No.[7237] つゆ草さん
[7134]の「 朝帰り猫・・」、あれ、しっとりしていてよかったですよね。
大江月子 2011/06/27-21:01 No.[7238] ばたんと木戸を風が鳴らすよ
大江月子 2011/06/27-21:22 No.[7239] 思考回路を旅へリセット
山房の海紅 2011/06/27-23:55 No.[7240]  昨日と一変して、これはまた贅沢なほどたくさんの句案をいただきビックリ。悩んだけれど、ここは皆さんの学習のために「前句を詩人とみて」という付け心を示してくれた「うたい続ける抵抗の詩」を以て治定(じじょう)とします。
  次の考え方の一例を示せば、前句の(抵抗の)詩の一節で会釈(あしら)う手もあり。さて、いかなる歌ならん。
yumi 2011/06/28-00:40 No.[7241] ちょっと遅くなりましたが、はい、句会へも時々出てます由美です。句会へ初めて出た時、頭が全然ついていきませんでしたが、連句はもっとスピーディーですね。この連衆の方々と句会の同じ机に座っていたなんて、あまりのレベルの差に茫然となっております。
No7222は「思ひ出は」なのですが、冒頭の赤字では「思ひ出の」になっているので、漢字に直すついでに「は」に直してくださいませ。2句も名前が出てコウエイテス
普段の言葉遣いから付句の言葉へするのが、私には難しく、課題です。
*こんなに私愛されていた
eiko yachimoto 2011/06/28-07:40 No.[7242]

おはようございます。顔をあわせているような『座』の雰囲気がでてきました。抵抗の詩、後鳥羽上皇から、

*『われこそは新島守りよ』荒海に

咎なくて死すをこめた

*いろはにほへとわかみつねそえひ

山房の海紅 2011/06/28-08:16 No.[7243]  鳥羽上皇像は打越「新しき涙溢れて筆を止め」に戻るような気がする。ちょと転じがむずかしいだろうか。
つゆ草 2011/06/28-08:17 No.[7244]

千年さん、お元気そうで何よりです。「うたい続ける抵抗の詩」良いですね・・。これだ、と出た時から思い、付けの心を学ばせていただきました。

月子さん心配で昨日梅雨御見舞を兼ねてハガキを出したばかりです。お元気で良かったです。月子さんの詩心、楽しみです。

大江月子 2011/06/28-08:37 No.[7245]

愛されすぎて言葉もなく。

山之口貘をきどって。抵抗の詩人とはいわない?

酔ふほどにむじな横町灯のおちて

お酒はもうでていますね。

大江月子 2011/06/28-09:13 No.[7246]

中野重治

  雨の降る品川駅で別れたり

三つ前に霜があるからだめ?

yumi 2011/06/28-09:31 No.[7247]

すみません。昨晩は急にパソコンがカタカナしか打てなくなり、おたおたしている間に御治定の後の送信となってしまいました。
*東北を自然エネルギー拠点に

*平等と自由、博愛いつの世も

大江月子 2011/06/28-10:58 No.[7248]  厚岸草の色付き始め
山房の海紅 2011/06/28-11:06 No.[7249] やはりちょと転じにくそうだ。そこで前句をアイヌ民族の歴史の一コマとみて、「神の住む神居古潭という村に」という句で展開をはかる。「カムイコタン」は「神の住む集落」という意のアイヌ語。旅体と見てもよい。あと一句、雑の句をください。
むらさき 2011/06/28-11:41 No.[7250]

先生

千年さんの後に、北の島の「コタン」は 納得です。
それ、から 南の島の苦悩を思ってしまいました。

@ サンゴ礁ひろがる島に似て

eiko yachimoto 2011/06/28-11:43 No.[7251]

*甘い誘いに載ることなかれ

*安全ですと原発計画

ーー54基の原発があるのは静かな優しい村だったところばかり。。。。。。

むらさき 2011/06/28-12:07 No.[7252] @ 水脈は雲エミュー原野ゆく
eiko yachimoto 2011/06/28-12:46 No.[7253]

もう一つ考えましたーー

*ムックリ響き満天の星

(天という漢字は既出、どうすればいいでしょう?)

大江月子 2011/06/28-13:29 No.[7254]  手打ち足踏む赤子の愛し
大江月子 2011/06/28-13:56 No.[7255]

「踏む」はあったので

 手打ち声上ぐ赤子の愛し

未来に託して

eiko yachimoto 2011/06/28-14:38 No.[7256]

天をさけて

*ムックリ響き星たちの夢
   (ほしのゆめというおせんべいがありました;--))

研究室の海紅 2011/06/28-18:52 No.[7257]

 打越からの転じは心がけるべきだが、前句からの転じはなかなかうまくいかない。だから北から南へは避ける。また次が月の定座なので、天相(星や空や雨や風)は遠慮したい。

 とすれば、と見渡すと、少し前に月子さんの「厚岸草の色付き始め」という北海道にゆかり深い、個性的な植物がある。これを旅体にアレンジして「厚岸草に暮れ急ぐ旅」としてみた。付合にはこんな事がときどきある。

 さてこれで月の句を読みやすい舞台ができたと思いますが、いかがでしょうか。

研究室の海紅 2011/06/28-18:53 No.[7258]

 打越からの転じは心がけるべきだが、前句からの転じはなかなかうまくいかない。だから北から南へは避ける。また次が月の定座なので、天相(星や空や雨や風)は遠慮したい。

 とすれば、と見渡すと、少し前に月子さんの「厚岸草の色付き始め」という北海道にゆかり深い、個性的な植物がある。これを旅体にアレンジして「厚岸草に暮れ急ぐ旅」としてみた。付合にはこんな事がときどきある。

 さてこれで月の句を読みやすい舞台ができたと思いますが、いかがでしょうか。

研究室の海紅 2011/06/28-18:58 No.[7259]  ちょっとした私のミスで、自宅パソコンがネットに繋らなくなりました。最悪の場合は復旧に一週間程度かかるでしょう。よって「山房の海紅」という捌きはお休みです。研究室からのみ覗かせていただきます。悪しからず。
大江月子 2011/06/28-19:44 No.[7260] 先生ありがとうございました。
どたばたと遅参いたしましたのに。
むらさき 2011/06/28-20:28 No.[7261]

先生

丁寧なご説明ありがとうございます。
打越とか天相とか(治定を「じじょう」と読む など)難しい言葉を、勉強しなければと思っています。

PC 早く修理できるといいですね!

研究室の海紅 2011/06/28-21:23 No.[7262] 勉強することはない。ここで覚える程度がベスト。
yumi 2011/06/29-01:32 No.[7263] 旅に出ていて、月を入れればいいんだなとしか私分かっていませんが……。
*月光や宿の湯に身を解き放つ
eiko yachimoto 2011/06/29-07:08 No.[7264]

おはようございます。夏の太陽が昇っています。

ここは北海道の風物とおもっていました。

連句の付けは
親句(ぴったりの付け)と疎句(すこし離れた付け、または転じの効いたな付け)があります。先生が絶妙な前句(抵抗に付いて、しかも涙からは転じる)をくださったので、ここはふたたび転ずる疎句ではなく、親句とおもったからです。

ムックリはよかったのですが、you tube を調べ演奏を聴いて
そのあまりに未来的、シンセサイザー的な音のひろがりに
魅了され、それを表したいと星をつかってしまいました。

連句には式目(一巻の流れのガイドライン)があり、それは
それはよくできています。私は亥年であとさきを見ない傾向が
あるのですが、連句によってほんのすこしあとさきを
考えられるようになりました。ただし、捌いていただけるときは
猪突猛進でも大丈夫、一巻は軌道に乗って進みます。

御捌きありがとうございます。

また連句は総合学習の場だと常々おもいます。厚岸草を
調べてみます。こうして覚えるのは楽しい!

大江月子 2011/06/29-08:33 No.[7265] おはようございます。瑛子さん厚岸草はあっけしそうと読むのです。私は真っ赤になった一面の厚岸草を見たことがあります。
eiko yachimoto 2011/06/29-09:42 No.[7266]

はい、いま画像検索したところです。改めて素晴らしい付けだと
感じ入ります。

さてキャンプファイアの火を保つためyumiさんに続きます:

*月も船いま満潮の岸に立つ

むらさき 2011/06/29-10:33 No.[7267] 先生
ここで覚える程度がベストとのこと。
それでは 流れに身をゆだね 、身体で少しづつつかんでゆくことにしましょう。ありがとうございます。
むらさき 2011/06/29-10:34 No.[7268]

瑛子さん

式目のアドバイスありがとうございます。

eiko yachimoto 2011/06/29-11:09 No.[7269]

Dear Murasaki,

ご一緒に連衆として育ってまいりましょう! Yay!

Lady Gaga の声でeikoより。

eiko yachimoto 2011/06/29-11:23 No.[7270]

*満月光ソナタの楽譜流れ着く

ーーさっきの句は前句に出た漢字を使ってしまいました、トホホ

研究室の海紅 2011/06/29-14:01 No.[7271] きれいな月が出ました。「満月光」がこなれない言葉なので、「月今宵ソナタの楽譜漂着す」となおさせてください。椰子の実ならぬ譜面です。これで秋を少し続けましょう。
むらさき 2011/06/29-14:26 No.[7272]

@ 満月の湖上にはねる金波

(曲はもしかして、月光 ???)

むらさき 2011/06/29-14:39 No.[7273]

先生

この辺の場で、[7141]の滝の句で再挑戦は可能ですか?
瑛子さんの句との関係は? どちらも音楽に関連しますが・・。

つゆ草 2011/06/29-15:32 No.[7274]

此処までくると今まで出なかった言葉を探すのも大変ですね。取り敢えず秋の景です。

 茜蜻蛉の羽美しき

 染まり始めし銀杏の並木

 能の舞台の音のさやけし

つゆ草 2011/06/29-15:44 No.[7275]

能の音は前句の楽譜と重なるので変えます。

 能の舞台の足のさやけし

eiko yachimoto 2011/06/29-17:37 No.[7276]

今日はまだ6月ですが、まるで土用ですね。
秋を詠んで涼しくなれるのは連句ならでは!

先生、漂着す,の方がイメージが豊かですね。ご治定ありがとう
ございました。

つゆ草 2011/06/29-18:03 No.[7277] 先にあげた付け句の上2点はソナタが演奏されたコンサートホールを出た時の景のつもりです。私の句はともかく、パソコンの為に週末出勤を先生がしなくても済むように皆様どしどし投句をしましょう。
yumi 2011/06/29-21:01 No.[7278]

*こぼれ落つるや銀の露の音

規則に触れるのかどうか分かりませんが……。

千年 2011/06/29-22:17 No.[7279] ○夜なべを終へて払ふ木の屑
バイオリン作者・・・
むらさき 2011/06/30-10:00 No.[7280]

海紅先生

急に猛暑がきました。
連日、お忙しいようですが、お元気なのでしょうか?

yumi 2011/06/30-10:03 No.[7281]

今まで出てきた言葉は使えないのですか?
それでしたら「銀の簪」が出てますので

*こぼれ落つるや金の露の音

*こぼれ落つるや朝の露の音

eiko yachimoto 2011/06/30-11:07 No.[7282]

木のもとに汁も膾も桜かな
西日のどかに〜〜〜〜
(ひさごより)
____

先生、私は西日が現代歳時記では夏の季語であることを今朝知りました。花見の脇にあったので夏とはおもわず、脇句に夏の季語
夕凪を使ったのです。これでは脇に季語が二つに鳴ってしまいます。先生の折り端春の短句を活かすためにもここは一つにした方が
よいのではないでしょうか?????

西日射し込み伸び上がる影

という代案を考えました。もしや御再考いただければ幸いです。

瑛子拝

むらさき 2011/06/30-14:57 No.[7283]

瑛子さんへ

上記の件ですが、
この連句の 発句になった 海紅句抄[7110]で、月子さんがその問題を指摘されています。その上で、月子さんは「夕凪の西日光は耕山寺」という句を、探し出してくださっていますが・・・。
[7110]を、ご覧いただけますか?

eiko yachimoto 2011/06/30-15:23 No.[7284]

むらさきさん、ありがとう。即興の短連歌と歌仙とでは
私の気持ちが変わるらしいです。ごめんなさい。

いまも季語が二つでは絶対だめとは考えません。
春の季語をならべた素敵な折り端句を一巻の中できらめかせるには
ここは季語は一つかなとおもった次第です。おさばきが
決めて下さいます。

連衆も感じるところを言い、最後の決定は捌きというのが
連句です。

それにしても、月子さん,私をびしびし
鍛えて下さいな。むらさきさん、今日も猛暑ですね!
御身たいせつに。
eiko

むらさき 2011/06/30-15:37 No.[7285]

歌仙の見方なども、さりげなく示していただきありがとうございます。

Lady Gaga の声、Yay! Yay! でしたよ。

研究室の海紅 2011/06/30-18:59 No.[7286]

「夜なべを終へて払ふ木の屑」が折端としても美しいですね。次はもう一句、秋で、バイオリン製作者でも他の職業でもよいのですが、「木屑」の主とか、その場所を決めてくれるのがよいように思います。

 これから帰宅して、パソコンの復旧につとめます。数日あいだがあくかもしれません。名残りの花とか、挙句を思案しておいてくださってもかまいません。どうぞよろしく。

千年 2011/07/01-00:51 No.[7287] どうも有難うございます。バイオリンは理屈で、月夜の響きに夜なべのすり付けでした。
eiko yachimoto 2011/07/01-12:39 No.[7289]

なにか像を彫る人とみて、

*松茸は松葉の籠に襤褸の市

むらさき 2011/07/01-16:19 No.[7290]

千年さんの句は、瑛子さんの句と 静かに響きあいますね!

それでは、「木の屑を払う人を、寄せ木細工の職人」と想定し、修善寺辺りの風景を・・・。
お二人のようには、いかないけれど。

@ 暮れそめし寄せ木の町の紅葉かな(夕)

@ 照り映える寄せ木の町の紅葉かな(朝)

eiko yachimoto 2011/07/01-17:03 No.[7291]

Dear Murasaki,

あなた,連句にしっかりencounter(遭遇)しました、
わたし、嬉しいです!

Yay, yay,
eiko

ps.
連句では最初の句を発句、または立句(たてく)と呼びます。
あとにつづくのは平句(ひらく)ですね。ふつう平句には『かな』(切れ字)はつかいません。前後つづきの世界をつくるに「切れ」は避けたいからと理解しております。きっと御捌きが一直してくださいます。

むらさき 2011/07/02-10:17 No.[7292] 瑛子さん
応援と助言ありがとうございます。
上の2句は考え直し、のちに修正します。
むらさき 2011/07/02-10:27 No.[7293]

追加の句

「木屑をはらう人」を伝統工芸士・こけし製作者と想定してみました。

@ りんどうを図案にえがき新こけし

@ コスモスも咲きこぼれおりこけし館

山房の海紅 2011/07/02-16:23 No.[7295]

 ようやく机に向かえるようになりました。たくさんの句案をいただきましたが、つゆ草さんの短句の「能」という素材をヒントにして、「シテの如く霧が流るるその中を」と「霧」だけのことをおとなしく述べてみました。いただいた句の多くは、「木屑を払ふ人」を喰ってしまう(傷つける、侵す、圧倒する)と判断しました。「木屑を払ふ人」をさりげなく美化して、次の展開をはかりやすくしたつもりですが、ボクの意図は伝わりますでしょうか。

 さて、次から雑を三句続けて、花の句(定座)、挙句(春)と参りましょう。

つゆ草 2011/07/02-17:21 No.[7296]

パソコン直って良かったですね。能をヒントにして下さって有り難う御座います。能といえば以前皆さんで行った中尊寺が世界遺産に登録されその近くの毛越寺でお能をやっているのを見たのを思い出しました。

 世界遺産に湧く寺ありて

 幽かに浮かぶ希望の光

eiko yachimoto 2011/07/02-18:02 No.[7297]

mada 修業ga tarimasen deshita

eiko

山房の海紅 2011/07/02-18:54 No.[7298] 連句の魅力のひとつに「平句」の格というものがある。前句を引き立たせるby-playerになる悦びというものとボクは思っています。序破急の名残の裏、高らかに、しかしサラリと参りましょう。
大江月子 2011/07/02-19:30 No.[7299]

 銀座に手放す曾祖の根付

 嵩張る包み銀座へ運ぶ

腕利きの職人なんだけどちょっとお金にもこまってるんです。

千年 2011/07/02-20:35 No.[7300]

○鮎の藻を食む痕の残りし

季移り・・・・

山房の海紅 2011/07/02-20:56 No.[7301] もう打越「夜なべ」職人を離れよう。
大江月子 2011/07/02-20:58 No.[7302] きれいですね。でも雑を三句。では?。雑は季があってもなくても?ですか?
大江月子 2011/07/02-21:01 No.[7303] はい!2分違いでした。
大江月子 2011/07/02-21:30 No.[7304]

根付けは般若の面にしては

 銀座に手放す曾祖の根付

eiko yachimoto 2011/07/03-00:14 No.[7305] *ダージリン近し単線軌道
yumi 2011/07/03-00:43 No.[7306] 先生のパソコンが直るまで、しばらく休めるかなと思っていましたら、皆さん、こんなに投稿して、しかも、格調高い能の句になっていましたので、ビギナーはもう目を見張ったまま状態です。そこで、少しでも分かって終わりたいなあと思い、質問しちゃいます。(所々で連句について書いてくださるおかげで、この短い期間に随分理解したと思います。有り難うございます。)
@同じ言葉を使えないのは、36句通してですか。間があ いていれば、使ってもかまわないのですか。
ANo7286「『夜なべを終へて払ふ木の屑』折端としても 美しいですね。」
  折端としての望ましい句のあり方みたいなものはある のですか。
BNo7287「すり付け」とは何ですか。
少し戻りますが、よろしくお願いいたします。
yumi 2011/07/03-01:30 No.[7307] *岸に近づく舟をこぐ音
山房の海紅 2011/07/03-07:13 No.[7308]

 人生絵巻をなるべく多く、有効に一巻に描きたいという願いがあります。そのために、

@同じ意味の言葉を連続して使いたくない。少なくとも三句くらいは間をあけようか、という配慮があります。36句通して、全体にあてはまります。ちなみに、同じ季節を出すには、五句くらい間をあけたいネという約束事もありますが、厳密な規則として縛られる必要はないでしょう。

A連句の懐紙(清書用紙)は4ページからなります。折端は各ページ(厳密には1・2・3頁)の最後の句です。つまり各ページの結びの句という役割を持つ(と海紅は思っている)。その意味で「夜なべを終へて払ふ木の屑」は一日の終わりという味わいもあって、イイナと感想を述べました。折端には挙句に似た味わいもあると思うのです。しかしこれも規則と呼べるほど厳格なものではありません。

B「すり付け」は「摺付け」と書きます。@に書いたように、同じ意味や同類の言葉を使うには注意が必要なのですが、千年氏は「楽譜が」出た次の句に「バイオリン作者」を思わせるような、つまり音楽という世界で共通する世界を描くのは両者ベッタリくっつくようで、あまりウマイとは言えないネ、と謙遜したわけです。しかし、同類二句続きは前句の世界を押し広げるので、江戸時代から許されています。お隣同士が似ているのは悪くないということです。

 難しいことを書きましたが、これで連句を嫌わないようにお願いします。

山房の海紅 2011/07/03-07:20 No.[7309] 無常の句(死別、葬送)の句が出ていないかもしれない。
大江月子 2011/07/03-10:31 No.[7310]

 流刑の地より届きし秘伝

世阿弥はシテにつきすぎるし、流刑は漂着があるし、秘伝は職人につながるし…でも挑戦

むらさき 2011/07/03-11:29 No.[7311]

先生
 
「シテ・」は、とてもうつくしい余韻のある句ですね。

ひとつ、疑問があってお訊ねします。
提出された句が「木屑」の句を食うという意味は、わかりましたが。

”[7286]で、先生は「木屑」の主、その場を決めてくれるのがよい”とおっしゃっていらっしゃいましたが。
それらと、能との関連はどうなるのでしょうか?

大変失礼かもしれませんが、よくわからないので。

eiko yachimoto 2011/07/03-17:49 No.[7312]

宝石のような紅茶はヒマラヤの谷、霧深きダージリンで採れます。
広いところに出たい気持ちが似ていますがもう一句:

*ポタラ宮見ゆ弔いの旗

(西洋があるので東洋も?)

つゆ草 2011/07/03-21:28 No.[7313] お詫びいたします。私が余計なコメントをしたが為御迷惑をおかけしました。この際能の事はあくまでヒントで先生は霧の事をおっしゃりたかったのに私が能の思い出など書いたため軸がずれてしまいました。申し訳ありません。どうぞご理解を・・。
yumi 2011/07/03-21:45 No.[7314]

先生、丁寧な御説明ありがとうございます。ちょっと勇気を出しただけで、連句に参加でき、たくさん教えていただけて、幸せ至極です。

*母の嘆きは隅田の川辺
能、あまり見たことありませんが、「隅田川」のことを思い出して、作りました。 

千年 2011/07/03-21:46 No.[7315] ○最期の声のふっと届きぬ
つゆ草 2011/07/03-22:04 No.[7316] 追伸です。私はスターダストという曲が好きで今も聴いておりました。闇夜に眼を凝らすといろいろな星が見えてきて素晴らしい星の輝きがそこに展開してきます。霧の中からすばらしい言葉が見え隠れし浮かび出て残り5句、最後まで無事展開しますことをお祈りいたしております。
yumi 2011/07/03-22:33 No.[7317] なんか講談みたくなっちゃったなあと思って……。
*子を亡くしいる隅田の川辺
(「いる」の「い」をワ行の「い」にしたいんですが)
千年 2011/07/03-22:47 No.[7318] 名残ウラ一気呵成のむつかしく・・・
○姓名変へし落人の墓碑
○汚れちまった悲しみばかり
山房の海紅 2011/07/04-00:19 No.[7319] 「木屑の主の場を決めてくれるのがよい、と言っていたが、それがなぜ能なのか」という質問の答えは「能ではなく、霧の流れる様子がシテのごとくおごそか」という句のつもりなのです。その霧の中に木屑の主がいるとしました。木屑の主のいる場と見てよいのではなかろうか。
山房の海紅 2011/07/04-07:47 No.[7320]  昨日の日曜も、大学で仕事に明け暮れました。名残の裏にきて捌きが滞り、失敬。
  さてと、
  月子さんの付句案の「流刑」を生かすために、前句を「あらはれる」と直しました。次に、葬送で重くれてしまうことを嫌って「団子虫」君に登場願いました。この虫に季はありません。
  それで今までの候補句を見直していたら、「団子虫」にお似合いの「世界遺産」という言葉を発見。これを花前(4句目)にいたします。
  さて、次は名残の花(定座)です。これを瑛子さんにお願いしましょう。この連句は彼女の強い希望によって叶ったものです。それに感謝して、花を持たせてあげましょう。挙句は、土佐の千年氏にまかせて満尾へと……。サアテ、ミナサマ、ソロソロ、オテヲ、ハイシャクデッセ。
大江月子 2011/07/04-08:06 No.[7321]

おはようございます。

流刑の地の思いつきとても気に入っていて光栄です。
はさんでいただいた前後の句は絶品、団子虫に世界遺産とは!どうなることかと思ったことを捌きとはこういうふうに捌かれるのですね。最後に連句の醍醐味を味わって、間に合って参加できたことを感謝いたします。

つゆ草 2011/07/04-08:19 No.[7322] 私はもう静かに流れを楽しむつもりでおりましたのに、今ここを開きましたら先生が再び1句を作って入れて下さりました。ありがたき幸せです。
瑛子さん誘ってくれて有り難う御座いました。むらさきさん何度かお声掛け下さって有り難う御座いました。そして先生、皆様、お仲間に入れて頂いて有り難う御座いました。残り2句を瑛子さんと千年さんに場を提供した先生の情の深さに改めて感謝です。
山房の海紅 2011/07/04-09:22 No.[7323]

「連句を作ると俳句が下手になる」という俗伝は嘘だと思う。連句は凡夫の想像力を高めるばかりか、日本語の修練になる。平句を理解する表現力が身につけば、結局発句(=俳句)の力がつくのだ。

 瑛子さんの花を待ちましょう。

eiko yachimoto 2011/07/04-09:47 No.[7324]

千年さん
『名残ウラ一気呵成のむつかしく・・・』を
嬉しくも裏切って下さるお捌きですね!

とはいえ、花をもたせていただくとは
何たるびっくり!今日一日苦吟します、しばし
おまちを。

eiko

むらさき 2011/07/04-12:14 No.[7325]

海紅先生 

「お応え」ありがとうございます。
霧の中に、”謙虚な木屑のひと”が たたずむ姿は風情があります。

山あり谷ありの36句を捌き、歌仙の世界を創りあげていくには 大変なエネルギーを要されたことと、まずは 先生の御苦労をねぎらい申し上げたいと思います。
「本当に、本当に、お疲れさまでした!!!」。
(初めて参加しながら、とても僭越ですが・・)

歌仙のしきたり・規律(?)は ほとんど呑み込めていませんが、連句の流れの面白さを感じています。
皆さんのいろんな思い・想いがひとつのうねりをつくり、統合されてゆく、この面白さを実感しています。

統合への道は、ひとえにお捌きの力量・度量によるものと、心から感謝申しあげます。

千年さん(挙句 どうぞよろしく!)、希望さん、ちちろさん
瑛子さん(春の句がんばって!)、月子さん、つゆ草さん、由美さん、ご一緒に楽しみ・頑張れてよかった!
ありがとうございます。

eiko yachimoto 2011/07/04-18:48 No.[7326]

*花匂ふ雨の降る日も金色堂

___

先生、OKが出るまで何句でも書きますので、遠慮なさらずどうぞお申し付け下さい。

瑛子

yumi 2011/07/05-00:33 No.[7327] わあ、あと少しで完成ですね。
名残の裏の、目もくらむような展開に、連句ってこういうふうにやるんだと感動しちゃってます。
私は今回投稿のやり方も分からないで、希望さんに電話でお聞きして、芭蕉会議にデビューできたことが嬉しいです。先生が中島みゆきを歌ってらしたので、今なら大丈夫かも……と紛れ込ませていただきました。初心者を見守ってくださり、有り難うございました。皆様の懐の深さに感謝いたします。
千年 2011/07/05-00:37 No.[7328] 今日、地元の駅に降りて帰ろうとしたら、「市川さん」とお誘いがあって・・・やっと帰ってきました。全くもって3軒・・・なにをいっているのやら。
山房の海紅 2011/07/05-01:41 No.[7329] 陸奥の逞しさを信じて「雨太く」として、花の句をいただきました。あとは千年氏の心地よい目覚めを待ちましょう。
eiko yachimoto 2011/07/05-07:31 No.[7330]

先生、ご一直、ご治定ありがとうございます!
ねむりつつ次案がいくつか浮かんでは消えました。
これが一番良いです。雨太く! いろはさんを
おもいます。

千年さん、連句は朦朧としていると
佳句がでますョ。

ユミさん、むらさきさん、私が夢中になるわけ
分かって下さり,胸の奥から静かによろこびが広がります。

つゆ草さん、月子さん、いざ、満尾、乾杯のとき、きたらむ!

most sincerely yours,
eiko

むらさき 2011/07/05-11:38 No.[7331]

先生、瑛子さんへ

雨太く金色堂に花匂ふ
「雨太く」は、とても思いつかない表現でした。

実は 最初の句をみて ”雨降りの日は、花はあまり匂わないのに”と、ちょっと冷や冷やしながら、どうしたものか? と 見守っていました ( 瑛子さん 失礼なことを言ってごめんなさい )。
ところが、先生はさらりと”金色堂の中の花の匂い”に変えてしまいました。

瑛子さん、さいごに、先生と よいコラボレーションができましたね。 おめでとうございます。
それに、この歌仙の発起人・熱心な提案者だったとは! 誘ってくださってありがとう。私も歌仙のファンになってしまいました。

他方、巻く立場の方の御苦労も身に沁みました。一度始めたら、途中で放りだすわけにはいかないのですものね。
まもなく完結ということは、本当におめでたいことですね!

山房の海紅 2011/07/05-12:09 No.[7332] 連句の定座の「花」は「褒めたたえる」心のことで、必ずしも桜を意味しません。この解説はやや難しいのですが、お婿さんをほめていう時に「花婿」という、その花と同じなのです。よって、この「金色堂の花」とはそこに祀られる阿弥陀如来を中心とした仏法を讃える心とでも考えて下さい。
千年 2011/07/05-12:23 No.[7333] ○あまたの蝶の生るる懸崖
○浄土に生れし蛙鳴きやむ
○夢の坂道翔ける若駒
eiko yachimoto 2011/07/05-14:34 No.[7334]

むらさきさん、書き込み深謝。

3.11の直後、ニュージーランドの詩人にKia Kaha ということばを教わりました。「気持ちを強く」という現地語だそうです。『さみだれの降り残してや光堂』という芭蕉句に通じるものがあるように感じました。雨に濡れないオーラ!私は=雨に濡れてもオーラ=に換骨奪胎!をこころみ、先生に「諭された」のでした。

ps。我思うに:今回の歌仙の花はあなたとユミさんです。

研究室の海紅 2011/07/05-18:41 No.[7335]

 「懸崖」に蝶を舞わせるのは美しいのですが、前句にべったりと付けて「須弥壇」とさせてください。内村航平君の着地のように確かな挙句にして、東日本大震災後の日本人へのエールにできればと願います。

 さて、久しぶりに連句でしたが、楽しんでいただけたでしょうか。

 これ以後は、しばらく、思い思いに感想などを書き込んでいただければ幸いです。

 先ほど研究室の窓から、稲光を確認、いままさに夕立となっています。
  いよいよ炎暑、みなさまの御健康をお祈りします。

千年 2011/07/05-20:47 No.[7336] 螺鈿の蝶が仏の座にあらわれて・・・どうも有難うございます。
○固定観念軽くくずされ▽春宵一刻自由自在に
むらさき 2011/07/05-21:00 No.[7337]

先生

ついに、歌仙の完結ですね!
感無量です。

また、最後のご教示ありがとうございます。
この間、歌仙の考え方や、句の詠み方についても、沢山たくさん お導きいただき ありがとうございました。

eiko yachimoto 2011/07/05-21:03 No.[7338]

Bravo!

Let's celebrate.

満尾おめでとうございます。

一座した時空を大切に思います。

先生、みなさま、ありがとうございました。

瑛子拝

千年 2011/07/05-21:22 No.[7339] 瑛子さんはじめ連衆の皆様、どうも有難うございました。楽屋裏ですが、蝶は自分の食べる草は一種類だとか。そこで、「あまたの蝶の生るる草木」としたのですが、花と草木とではつきすぎ・・・しかし焦点をしぼって金色堂から須弥壇・・・おかげさまで着地できました。
yumi 2011/07/06-01:00 No.[7340] 「うたひ続ける抵抗の詩」が、かっこいいなあと思いました。自分はこれまで抵抗の詩を歌い続けたことはなかったかもしれないけれど、今は、東北地方の復興を強く願っていると、その時感じたので、最後の花の定座で金色堂が出てきたときには胸が高鳴りました。「気持ちを強く」持って、自分にできることをやっていこうと思います。
この興行に参加していなかったら、後で歌仙を読んでも分からない所がたくさんあると思います。少しずつ力をつけていきたいです。
つゆ草 2011/07/06-07:52 No.[7341] 「畳這ふ」の歌仙完結おめでとうございます。
改めて最初から読んでみると、実に滑らかで流れ良く声に出して読んでも心地良い感がします。皆様の句の素晴らしさもありますが、先生のお捌きのお陰でこんなにも完璧な歌仙が完成してその力量に感激しております。尤も私は流れを乱すだけで句もほとんど作っていただき、それでも参加できた喜びはひとしおです。今回は歌仙というものについて多くの事をご丁寧にあれこれと教えていただきました。最後は東日本の人達への鎮魂歌ともなり皆様の心も一つとなり今とても感動しております。
むらさき 2011/07/06-14:56 No.[7342]

千年さん
挙句ありがとうございました。

表の五句目(希望さん)に 風格のある み仏に関連する句があり、私のなかで、その句の余韻が続いていました。
そこへ つゆ草さんの「世界遺産」のご提案から 一気に み仏の二句が現れて、おごそかに完結することになり、ホントに感無量です。

それにしても、私は ”花は花”と思っていましたが、「仏法を讃える心」とは!
俳句とはふか〜い言葉遊びの世界ですね〜!

これからも、よろしくお願いいたします。

むらさき 2011/07/06-15:26 No.[7343]

花匂うの句・雨に濡れてもオーラ!
不謹慎ですが、からっぽの金色堂を想像して、笑ってしまいました。 なんともお茶目な いたずら心。

先生は、雨の中を 黙々と み仏達を御堂に運ばれたということでしょうか?  
「 暗黙のお諭し 」だったのですね!

とても楽しませていただきました。
これから句をつくる時は、この歌仙を、”よき虎の巻”として活用させていただこうと考えています。

それでは、みなさん お元気で・・。

千年 2011/07/06-22:04 No.[7344] 勘違い平行棒で着地せりではないですが、今度は瑛子さん捌きでぜひ御願いします。いろんな連句にtry!enjoy!
できる座に。
eiko yachimoto 2011/07/07-08:10 No.[7345]

おはようございます。

すこし涼しくて助かります。千年さん、実は今回
白山連句の初回興行からの記録を真剣に読み始めました。
お捌き、ご連衆の言葉の豊かさ、造詣の深さに背筋が伸びる思いです。酢豚氏が『連句はどういう作品が良いのか判断しにくい』と
いう趣旨のことを述べておられるのが印象的です。

また今回、海紅先生にはじめて捌いていただいて、芭蕉会議に入ってよかったなと改めて思いました。日本の狭くるしい連句界に疑問を感じているので、ここに突破口ありと云うかんじかもしれません。

興行中はついつい、『恋という字が二回、止まると云う字が二回、昆虫が3度,今と云う字も2回、カタカナ多し...』などと、liability(瑕疵) を気にする自分がいました。

間を置いて、この詩を読むと、ナント、気になりません!
先生は呼吸を計るおしゃれな捌きをしてくださいました。
『ニンフとは木漏れ日のこと』〜鮮やかな一直に肌がちらちら見えるジーンズの付け、航平くんの着地というご説明が私には新鮮でした。

千年さん、この歌仙、れぎおんにどうでしょうか? れぎおんの読者はインターネットを開かない人が多いように思うので、活字にしたいなと思ったものです。もちろんこれこそお捌きのお決めになることですネ。

将来、千年さんの執筆サポートをいただけるならすばらしい芭蕉会議のご連衆と歌仙にチャレンジしてみたいです。(『こなれた日本語』の修業をしなければ? さて、 ウ〜ン、無理は禁物、楽しいのが連句です!)

thanking you, Mr.Ichikawa,
eiko

千年 2011/07/07-23:41 No.[7346] はてもない小説でしたか、「大菩薩峠」のなかで運座でもといって、連句のシーンがありました。ぜひまた近い将来よろしくお願いいたします。
山房の海紅 2011/07/09-11:47 No.[7347] ブログ「海紅山房日誌」に、連句への思いを少し書きました。御参照下さい。
千年 2011/07/11-23:46 No.[7348] 座の文学から文学の座・・・概念くずしにあった思いです。旅の文学から文学の旅と置き換えてもいいかもしれません。連句は旅の文学というと、それは、はたからみた概念、連句は文学の旅というと、芭蕉の大きな地平、千変万化と転がっていく。・・・
大江月子 2011/07/12-09:30 No.[7349] 千年さん素敵なコメントを!
先生のおっしゃる「文学の座に見合った規範の構築」を若い千年さんに託します。
eiko yachimoto 2011/07/12-18:19 No.[7350]

今回の興行の手柄はこの昭和59年の評論の
出現とおもうほど先生の論は清冽です。

歌仙『畳這ふ』を読んでくれた
エア(kokusai renku kyookai)
の会長が
開かれた座であること,作品がおもしろいことを
賞賛してくれました;--))

そして、名手揃いの芭蕉会議をわたくしに強く奨励されたのでした。

Yay! Yay!

いま改めて、お捌きと連衆のみなさまに感謝申し上げます。

瑛子拝