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 ■201403_02
 海紅   2014/03/17-13:43  No.[8098]
    春雨や爪やはらかき吾子の指

山房の海紅   2014/03/19-20:04  No.[8099]
 
    同僚の奥方がこの句を読んで、「オコサンガデキタヨウダ」と喜んでくれた。だがこれは詩歌を作者の近況を知る手がかりと考えることに慣れてしまった近代精神の誤解。「海紅句抄」は過去数十年の句を四季別に紹介するもの。決して近況ではない。というか、こうして公表された後はボクの作と考えることをやめて、作品の内容がみなさんの胃の腑に落ちるかどうかと考えていただけば、作者の事実などどうでもよいとボクは考えている。
 

風林   2014/03/23-21:16  No.[8100]
 
    気持ちのやすらぐ俳句です。

春雨 − やわらかい土 − 柔らかい爪、と連想したところで、腕白だった妹を思いだした。
子供の頃の妹は、怪我ばかりしていた。
ある日、その傷だらけの爪の下から生え変わった爪は、驚いたことに、とてもやわらかだった。

ふだん、妹に冷たい父の、その時の穏やかな表情を思い出し、心が和んだ。

「a」音が、8コ。韻律も美しい。
 

山房の海紅   2014/03/24-16:44  No.[8101]
 
    御自分身に引きつけて鑑賞くださり感謝いたします。a音が多いのは意図したことではありませんが、結果として長所となっているとすれば嬉しく思います。言葉の濃縮された世界に、どうぞ今後も遊びにおいでください。
 

風林   2014/03/25-20:24  No.[8102]
 
   
ありがとうございます。
 

美知子   2014/03/27-10:22  No.[8103]
 
    春雨と幼いわが子の柔らかい爪。触覚と視覚。穏やかな景色が見えて、暖かい気持になりました。
家族の、自分の人生の忘れられないこんな日。俳句もまた、その時を留める貴重な手段(言葉が適当でありませんが)だと思いました。
 

山房の海紅   2014/03/30-18:37  No.[8104]
 
     俳句もまた〈その時を留める貴重な手段〉という言葉に力をいただきました。太宰と三島等々、資料をお送りいただきながら返信の時間をとれずに失礼しています。青春を回顧するように読んでいます。
 

美知子   2014/04/01-11:30  No.[8105]
 
    ありがとうございます。
青春の回顧ー文学って楽しいです。ご返信以上のものをいただきました。











 

美知子   2014/04/01-12:15  No.[8106]
 
    また、送付操作をするうちに、間の抜けた書き込みになってしまいました。見苦しくてすいませーん。

 



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