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 ■201410_02
 海紅   2014/10/16-15:02  No.[8168]
    読みさしの栞や去年の薄紅葉

研究室の海紅   2014/10/22-12:05  No.[8169]
 
    ボクの好きな薄紅葉の句を三句掲げます。いよいよ紅葉の季節ですね。身近な錦秋を、そして金秋をお楽しみください。

薄紅葉ながらも草津にぎはひし 田島夜行車
貝おほひ供へし宮の薄紅葉   安楽つねみ
薄紅葉して切れぎれに瀧みせて 堀川 炭舟
 

美知子   2014/10/23-12:54  No.[8170]
 
     台風の季節も去り、四季の中でも一番落ち着いた季節の到来。本に馴染めるのも今の季節・・と思っておりましたら、先生の句に出会いました。
 熟読型の私はさっさと読めないので、好きな本もよみさしのまま、栞でとまっていることも。本を開くと、読んだ時の気持ちも一緒につれて来てくれます。薄紅葉の栞であればなおのこと。懐かしい時間がよみがえってきました。いい句をありがとうございます。
 
 ところで句は難しいと思っている昨今ですが、大佛次郎さんが「不通」という俳号で、自分を解放して気ままに遊べるオアシスとして、俳句を楽しんでおられたとのこと(娘さんの野尻政子さんの話。
 大佛次郎さんの紅葉の句2句
  枯木立中に錦の紅葉かな
  龍田川河原に落ちし紅葉かな
 「褒められた、という話もあまり聞かない。」(娘さん)と。なにか楽しくなりました。
 謙虚なお話に、俳句はいいですね、楽しませていただいてもと元気づけられましたので、余談ですが。



 

山房の海紅   2014/11/02-11:36  No.[8171]
 
    大佛さんの「自分を解放して気ままに遊べるオアシス」という姿勢は、作家という人のほとんどにあった(…ある)のではないかと思います。俳句を嗜んでいると、文体がしまる、そんな効果が期待できたのではないでしょうか。

その意味で、枯木立と紅葉を、また龍田川と紅葉を一緒にするのはモッタイナイ。俳句の先生ならきっとそういう指導をしたでしょう。枯木立は紅葉のイメージを含み、龍田川は紅葉の伝統を含むからです。でもそんなことを気にしない点が「気ままに遊べるオアシス」という発言にあらわれているのでしょう。ありがとうございました。
 

美知子   2014/11/04-11:12  No.[8172]
 
    人生でいい師を出会えることは稀有なこと。そんな恵まれた環境にあるのに、しっかり学ばせていただかなくてはもったいないと改めて思いました。
大佛次郎さんのこの作品はとても若い時のもので、大佛さんもきっと笑っていらっしゃいますね。先生と大佛さんにお詫びしながら、いまの私には気付かなかったこと、お陰さまでいい勉強をさせていただきました。
ありがとうございました。


 



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