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 ■201810_01
 海紅   2018/10/01-16:27  No.[8579]
    柚子の香の手が大皿を運び来る

美知子   2018/10/07-10:09  No.[8580]
 
    高知の皿鉢料理を思い出しました。
馬路村の柚子のジュースはすっきりとしておいしい。
飾り気のない高知の人のお人柄がしのばれて、「おいしそう!」と大皿をにすぐ箸をつけられそうな気取らない雰囲気が伝わってきていいですね。食欲と人情がつたわってきて、方言も聞こえてきそうです。高知に行きたくなりました。
こうちにいきたくなりました

 

つゆ草   2018/10/08-07:20  No.[8581]
 
    幸せを絵に描いたような雰囲気の句ですね。私も以前皆様と高知に行った時、千年さんと確かに大きな皿鉢料理をいただいた記憶があります。高知の新鮮なお刺身と緑の柚子、朝市でも柚子は沢山並んでいました。大皿が良いですね。歓声と笑顔と香り、あやかりたいものです。
 

まつ   2018/10/10-12:57  No.[8582]
 
     豪快な皿鉢料理の記憶もさることながら

この作品から なぜか「火かかげよ」のことばがよぎりました

 忘れかけた大皿出して 手ごとに作るおはぎぐらいなら もてなしが出来そう
 たとえ みずみずしい手でなくとも
 

茫るぺん   2018/10/14-12:01  No.[8583]
 
   

もみじ狩り には 些か はやいが  ふらりと 旅にでた 。 
夕闇を おぼろにいろどる 金木犀の 庭
にみせられ私は   一夜の 宿を きめた 。

膝 をついて ふすまに手を添える 可憐な うしろ姿 。
食材を盛った器 を  テーブルにのせ
女将 志望  の  さわやかなで たしかな 「 もてなし 」。


いかにも 魯山人好み の 大皿 に
里の 名産 珍味 を とりあわせ    真ん真ん中に
目から ウロコ の    秋刀魚 の 姿 ・ 造り 。
研ぎ澄まされた  その かたち
神秘 の 藍 を湛え光沢ある 背筋 は
しなやかに 荒波 に 耐えた   矜持 をきざむ 。
そして
香りのきいた 松茸 。
むかし  長江 のほとりからやってきたという 柚子  をそえて 。


つねに  もてなす側の 営業職 に就いて 5年の  私の
この もてなされる 歓び !
身体から ぬけてゆく 滓   染みいる 酔い 。

別れの 朝
せつなく匂う もくせいに   むせて涙ぐむ 少女
私は 言った   「 いつか また  きっと 逢おう ! 」 ─── と。

 
 



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