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 ■202505_01
 海紅   2025/05/02-12:00  No.[9327]
    鼻歌はユーミンらしき晒干す

蛙星   2025/05/02-14:39  No.[9328]
 
    干している「晒」の白さと、思わず鼻歌として出てしまったユーミンの「白さ」をイメージさせる爽やかな曲、、、きっと天気もいい事でしょう。「なにもないような日常でも、これだけ詩情のある句が詠める見本」のような好句です。
余談ですが、僕は句を詠む時に「100年後には通用しない言葉は使いたくない」と考えています。
「ユーミン」、、、うーん、あれだけのアーティストですから100年後にも残る、と判断し「好句」としました。もしかしたら先生のお考えとは違うかもしれませんが、、、。
 

千年   2025/05/07-21:33  No.[9329]
 
    晒干す あらいゆみまつとうやゆみ鼻歌に・・・
晒干す 歌舞伎の所作のような声音か。。。
・・・


 

海紅山房   2025/06/01-17:08  No.[9335]
 
     例の『三冊子』の第三部「わすれ水」は「俳諧の益は俗語を正すなり。つねに物をおろそかにすべからず。このことは人の知らぬところなり。大切のところなり」という芭蕉の言葉を遺している。

 すぐれた現代語訳がたくさん備わるが、俳人には今ひとつわかりにくいので、大胆に咀嚼して示すと次のようになる。〈詩歌の役割は日常の身近な言葉に姿態(すがた)と情味(おもむき)を与えて、読者の心を動かすところにある。そのためには常に眼前(現実)の素材を粗末にしないこと。これは世間の俳人が気づいていない点だから、大切にしたい〉となる。

 同時代のシンガーソングライターに詳しくないが、中島みゆき・井上陽水、そしてユーミン(松任谷由実)などは芭蕉の説く「俗語を正す」ことに成功している詩人だと思う。十七拍の俳句では彼らに張り合うことがむずかしいので、ユーミン好きの主婦がさらし木綿を干す姿を一句に取り込んでみた。

 蛇足だが、この「俗語を正す」という努力は芭蕉晩年の「軽み」という新風に密接に関わる美学である。
 



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