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 ■ 201812_01
 海紅   2018/12/07-16:40  No.[8599]
    父笑める毛布に小さく包まれて

茫るぺん   2018/12/12-10:43  No.[8600]
 
   

透明なガラスを 蹴り  らんぷの光にじゃれて
琥珀色にしたたる むすうの水玉 。
どこか  あら・びあんな かふぇの 窓辺 。



しょぱんの 夜想曲 のように
おだやかに ─── まなざしは 思考する 。


 青の Gradation につつまれ
 駆けてくる 宝石のような 童子 。

 手をひろげ だきついて
 手を広げ  抱きしめて  えもいわず みちてくるもの 。


硝子 のむこうで 傘をすぼめる 人影
ゆうがなかたちにゆれて 。



しっとり濡れる 赤いれんがの 館 。
みどりの長い黒髪 ・ 白いたーばん  ふたつの
Silhouette が 紡ぐ  遠めがねの ふぁんたじー 。


 

美知子   2018/12/17-12:07  No.[8601]
 
    この句を、拝見して、まっ拝見して先に思い浮かんだことがあります。
もう30年も前になりますが、「死生学」のアルフォンス・デーケン先生の講義を受けたことがあります。
その時、回覧された写真集が今も鮮明に目に浮かびます。そして父のことも重ねて。
それは一人の男性が生まれた時から亡くなるまでを克明に写真で綴ったものでした。

この世に生を受け、家族みんなに祝福され育てられ、少年になり、たくましい青年になり、やがて結婚し粉に恵まれ,一家の大黒柱となり、人生の頂点と思われる頼られる父親像。やがて少しづつ朽ちていく道のり。逞しかった身体も厳しかった顔も、角が取れるように小さくなり柔らかい容貌になっていく。その一冊にある人の一生。誰もがこのように衰えていくのだとわかっていても、かなり強烈に今も残っています。
父の最期のころ、小さくなって穏やかな顔になった顔をお

みてきて、この句そのまま。心打たれました。
 

美知子   2018/12/17-12:12  No.[8602]
 
    上記、うち違い何か所もあり、直そうと思って投稿してしまいました。ご容赦ください。


 

山房の海紅   2018/12/19-22:01  No.[8604]
 
    美知子様

 御自分の境涯に引き寄せて鑑賞すてくださいましてありがとうございます。作者冥利につきます。

 どうぞ日々お健やかに。
 

茫るぺん   2018/12/21-10:34  No.[8605]
 
   
美知子さのご感想・想像力に、驚きました。
あぁ〜こういう想像もあるのかーと 。

この句抄は、いろんな発想・想像が行き交い、 よい交流の場になっていると思います。

お蔭で 安心して、身勝手な感想を書かせていただいております。
どうぞ、ご容赦を !

※ とても 感動しました 。

 

美知子   2018/12/22-10:23  No.[8606]
 
    書き換え間近の書き込みで、お読みいただいているとは思いませんでした。
励みになります。ありがとうございます。
 



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