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 ■200609_01
 海紅   2006/09/04-06:27  No.[127]
    木犀のことより手紙書き始む

椎名美知子   2006/09/04-10:24  No.[130]
 
    日中の暑さは変わらないのに、朝夕は秋の到来を感じる季節です。と、どこからか金木犀の香りが涼しくなった風に乗ってくる。秋は嗅覚で察知するかと思うほど、鼻の辺りに切なさがしのびよる季節。いただいていたお便りにまた気になる人に、先延ばしにしていた手紙を書こうと思うのも涼風が立ち始めた今。「どこからか金木犀の香りが・・・」と書き始める。身近に引き寄せて読ませていただきました。
季節感と心の様まで575の短い言葉で読み込めるなんてすばらしいですね。
 

福次郎   2006/09/04-16:39  No.[132]
 
    書き込み失礼致します。
涼しさそのものを言わずに涼しさを感じさせ、同時に細やかな心遣いをも感じさせるあたり、巧みですね。
こうした句を読むと、俳人としてのアンテナの張り方が足りないなと感じてしまう今日この頃です。
ところで先生の「風の句」には香りを詠みこんだ秀句が目立つような気がしますが、気のせいでしょうか。
 

堀口 希望   2006/09/07-23:58  No.[135]
 
    私の鑑賞がピント外れでしたらお許しください。どうも次の2点について気になっております。
@季語が動くのではないでしょうか。例えば「鯖雲」  「蜩」「虫の音」「残菊」等々。
Aもしかして「…のことより手紙書き始む」の形は結構 類句があるのではないでしょうか。
以上失礼をかえりみず。


 

久保寺勇造   2006/09/09-23:41  No.[136]
 
    この句の独創性には目を見張ります。先取りと言うこともありますが「蕉風の匂付」教科の始まりでしょう。
 匂いと香り便箋にも染み込んで来るような気がします。結構一気に手紙を書く様子が伺えます。
 



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