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 海紅   2007/01/09-08:42  No.[354]
    ふるさとに母を残して七日粥

堀口希望   2007/01/10-14:22  No.[357]
 
    七日粥を食べながら、故郷で頑張っている高齢の母を思っている。自然な気持を奇を衒わない詠み振りで詠んだ、地味ではあるが滋味のある一句。新奇追求オンリーの現代俳句の中にあって、ときには奇を衒わない句もいい。おせち料理に飽いた胃に七日粥がしみじみ美味しく感じられるように…。
 

市川浩司   2007/01/10-16:12  No.[358]
 
    今年初めて自分で七種をきざみ、粥を炊きました。我ながら大変おいしくできましたが、改めて実家の母の有難さを感じました。奇をたらわない素直な俳句、普通の息づかいの、おもいの籠もった一句だとおもいます。今年から芭蕉会議に入会させていただきました市川です。どうか、よろしくお願い申し上げます。
 

市川浩司   2007/01/10-16:15  No.[359]
 
    追伸。さっそく入力ミスをやらかしました。「奇をたらわない」ではなく「奇をてらわない」。
 

三木喜美   2007/01/10-19:08  No.[360]
 
    またまた先生の優しさが滲み出ている句が登場しました。この句はお母様がご存命の時に作られたのでしょう
か?17文字のどこにも辛いとか切ないとか書いていないけれど、私には故郷に母親を残して帰っていらした先生の心の痛みが伝わってきます。傍に付いていてあげたいけれど出来ない切なさと優しい思いやりが溢れているように感じます。それは温かく軟らかい七日粥が象徴しているように思え、この一年無事に過ごせますようにという願いも込められているように感じるのです。私ごとですが、私の母も日常がお粥を食する生活で年頭にはいつも一年の無事を祈っているので、お粥に託す気持ちが少し解るような気がするのです。今となってはお母様の思い出としてしみじみとした感じが伝わってくる句だと思いました。

 

尾崎喜美子   2007/01/10-23:12  No.[361]
 
    先生の優しさと切なさが伝わってくるような気が致します。冬の寒さの厳しいふるさと北海道。そこにお暮らしのお母様を温かいお粥を召し上がりながら想っていらっしゃる。今年はお寂しい七草となりました。お母様を偲びながらお正月を過ごされたことでしょう。
 

濱田惟代   2007/01/11-22:46  No.[362]
 
    元日の句、7日の七草粥の句と日本の古来からいわれのある日にちなむ俳句に触れることの喜びを感じます。子供のときから毎年七草粥を作ってくださっていたお母様、一緒に居るときは当たり前でなんとも感じないけれど、遠く離れたり、亡くなったりするといっそう恋しさが募ります。おかゆのやわらかさとお母さんの優しさが溶け合います。普通の言葉で自然に流れるような俳句でこのように心にしみる句ができるのはやはり心が深いからでしょう。俳句は本来そうあるべきではないかとふと思いました。
 



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