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 ■200704_01_akapen
 事務局   2007/04/02-13:38  No.[1455]
    春暁の海黒々とまちにけり

千葉 ちちろ   2007/04/02-16:08  No.[1456]
 
    希望さんより「黒々と」はどこへ掛るのかとのご質問がありました。発句は基本的に一つの文で成り立っているべきだと思いますが、中には主語、述語、修飾語、被修飾語によって成り立っていないものもあります。私も希望さんのおっしゃるようなことを色々と考えてみたのですが、論理的に考えると感動性が薄れてしまうのではないかと考えました。当然、取り合わせの根底には関連した筋があると考え、すなわち、今、夜が明けんばかりの春暁の海は黒々としているが、まもなく明ける朝を待ってるのだなあ〜、と解釈しました。「けり」は詠嘆の助動詞の終止形ですね。ダメでしょうか?
もし、どうしてもおかしいとしたら、この句を発句として、生かしたいので、皆さんで修正を考えていただけませんか?
 

大江月子   2007/04/02-18:10  No.[1457]
 
    発句の解釈はちちろさんのおっしゃるとおりです。しかし皆様におまかせいたします。いかようにも。光栄です。

 

山房の海紅   2007/04/02-19:22  No.[1458]
 
     この表現では作者や捌き手の言う解釈は成立しがたいね。つまり基本的に希望氏の問題提起が至当と思うね。

  春暁の海黒々と黒々と
  春暁を待つ海や今黒々と
  春暁の近きと思ふ海黒し

とでもすべきか。ともあれ、表現上「まちにけり」がねじれて苦しそうである。
 脇が付けやすいように、表現の姿を整えましょう。
 

千葉 ちちろ   2007/04/02-19:41  No.[1459]
 
    先生、ありがとうございます。
やはり解釈はこじつけすぎでしたでしょうか。
先生の修正の三句の中から

●春暁を待つ海や今黒々と   月子

これなら月子さんの考えと同じ意味になろうかと思いますが、月子さん、OKでしょうか?

 

大江月子   2007/04/02-20:48  No.[1460]
 
    先生、、ちちろさん、希望さんありがとうございます。出だしからお騒がせしてしまって。
この句を採用下さるなら、三つのうちでは、

 春暁を待つ海や今黒々と

でしょうか、しかしなんとなく海が待っているというのが不自然に目立つようにも思われませんか。もともと海が待つと考え出した作者ですが。

 春暁の近きと思ふ海黒し

これだと海を見たり思ったりと表現が重なるようなきもします。

 明けはじめる前の一瞬海が黒々とたゆたっている、景をいいたかったのですけれど。
 どういたしましょう、お任せいたします。この際、仕切り直しというのは考えられませんか。
 

大江月子   2007/04/02-21:16  No.[1461]
 
    すみません。ちちろさん。OKかどうか尋ねてくださったのですね。もちろんOKです。先生ありがとうございました。
 

千葉 ちちろ   2007/04/02-21:19  No.[1462]
 
    月子さん、仕切り直しというのはやめましょう!
それをいうならこの句を選んだ私の責任でもあります。でも、これは私を含め、皆さんの勉強の場でもあると思っております。
お互いに問題提起をしながら良い句を創って歌仙を巻いていきましょう!
私も考えてみました。

●春暁やまだ黒々の海の色

月子さんも考えてみてください。

 

大江月子   2007/04/02-22:17  No.[1463]
 
    ちちろさん、おっしゃるとおりです。

先生助けてください。
先ほどの先生の3句、ちちろさんの一句から選んではいただけませんか。
私はお手上げです。
 

山房の海紅   2007/04/03-00:08  No.[1464]
 
     「明けはじめる前の一瞬海が黒々とたゆたっている景」という心ならば、

  春暁や一瞬黒き波間より
  春暁の黒を深めし波間より
  春暁に黒を深めし潮(うしほ)かな
  春潮の黒を深めし夜明けかな

 なんて参考になるかな。

 ともあれ、こうしたやりとりが研鑚そのものですから、怖がらず、めげずに愉しんで学んでください。
 

山房の海紅   2007/04/03-00:10  No.[1465]
 
     追伸、枕草子の「春は曙」の海バージョンというスタートですかな。
 

堀口希望   2007/04/03-00:32  No.[1466]
 
    ちちろさん、月子さん、小生の不用意なひと言でとんだ事になってしまいすみません。ただ思った事を素直にぶっつけてみただけで、他意はありませんのでご勘弁ください。今後とも言わせていただけたらと思います。
 

千葉 ちちろ   2007/04/03-06:19  No.[1467]
 
    希望さん、すみませんなどと謝るのはやめてください。疑問など問題提起は大いに歓迎です。連句の場でも皆で修正しあったりするわけですから。最終的に捌きが決定すればいいと思います。ただ、その捌きが非常に心もとなくて申し訳ないですけどね。ですから希望さんなどベテランの方からドシドシ意見を述べていただきたいのです。その方が良い歌仙を巻けると思っています。連衆の皆さんの中にはベテランも初心者もいるわけですから勉強しあって、段々上達していけばよいのではないでしょうか。
先生からいくつかの句が提示されましたが、この中から選びたいと思います。いま少し考えさせてください。
 

大江月子   2007/04/03-08:05  No.[1468]
 
    おはようございます!

恐れながら

 春潮の黒を深めし夜明けかな

が気に入りました。それと「春は曙」のコメント!
 月子が脇をつけられないのは承知ですが、数に参入はいいかなと

 沖より戻るサワラ捕る船

先生今後ともよろしくお願いいたします。
希望さん、そしてちちろさん、がんばりましょう。
 

千葉 ちちろ   2007/04/03-08:31  No.[1469]
 
    皆さん、お待たせいたしました。
発句は月子さんの意も含め、

●春潮の黒を深めし夜明けかな  月子

で決定しま〜す。
先生、希望さん、ありがとうございました。
ではこれより脇句の募集開始いたしますので、よろしくお願いいたします。
 

市川千年(浩司)   2007/04/03-10:07  No.[1470]
 
    インターネット(IT)連句会の作法、奥深さを痛感いたしました。赤ペン談話室が芭蕉会議IT連句会の場となったわけですね。発句だけは、後になって変更することが基本的には許されないものなので、希望さんから始まったの昨日からの皆さんのご意見を拝見し勉強になりました。ITですから、これからあわてずに付け句を出したいと思います。
で、脇として、「松の緑のやがてさやかに」千年(せんねん)
丁度世紀末の頃から千年という俳号を時々使ってきましたので、今日からは舌頭の千年ということでいきますので、皆様よろしくお願いいたします。


 

堀口希望   2007/04/03-11:43  No.[1471]
 
    市川千年さんへ。捌き以外の者がとやかく口をさしはさむのは如何かとも思いますが、「さやかに」は三秋の季題ではありませんか? ちょっと気になりましたものですからひと言…。

 

千葉 ちちろ   2007/04/03-12:57  No.[1472]
 
    千年さんへ。
希望さんのおっしゃるように「松の緑」が晩春、「さやか」は三秋の季題ですね。
ついでにやはり体言(韻字)止めにして欲しいですね。もちろん、現代でも名詞止めが約8割、約2割が活用語などで止めているらしいですが、この場は勉強の場でもありますから、とりあえずはスタンダードに名詞止めでお願いしたいと思います。
 

市川千年(浩司)   2007/04/03-13:04  No.[1473]
 
    了解しました。絶倒の千年になってしまい失礼しました。再考します。
 

千葉 ちちろ   2007/04/03-21:29  No.[1474]
 
    皆様、次の脇句お願いいたしま〜す。
もしかしたら、出だしの月子さんの発句で修正があったがために、出すのを臆しているのではないでしょうか。
愉しくやりましょうよ!
そうじゃないと私もやりにくい〜。
 

堀口希望   2007/04/03-22:27  No.[1475]
 
    脇句を投句します。よろしく。

脇句  引鴨送る岬(さき)の崖(きりぎし)
                  希望 三春 自
 

堀口希望   2007/04/04-00:09  No.[1476]
 
    わがまま言ってすみませんが、脇句を次のように直していただけませんか。

脇句 引鶴送る岬(さき)の崖(きりぎし)
                希望 仲春 自
(発句が三春ですので、脇句で発句の季節を仲春と限定
 した方がいいかと思いまして…。)
 

大江月子   2007/04/04-07:26  No.[1477]
 
    なるほど、なるほど、「鰆(さはら)捕る船」だと晩春になるということですね。
 

市川千年(浩司)   2007/04/04-11:30  No.[1478]
 
    さすが、希望さん。格調が高い。私は松の緑は捨てて脇一句。

脇句 客人(まらうど)迎えあたたかな里
 

吉田久子   2007/04/04-11:58  No.[1479]
 
    脇句を付けます。

脇句 向かひの島へ渡る海猫  いろは

月子さん、すばらしい発句ですね。
希望さんに習い、海猫渡る(仲春)で付けてみました。 
本棚で春眠を貪っていた『歳時記』の埃を払い、まず春に<三春・初春・仲春・晩春>の分類のあることから勉強してま〜す。(ちょっと目まいが…。緩く三春でもいいのではという思いも…)
ちちろさんの「愉しくやりましょう!」コールうれしいです。

 

千葉 ちちろ   2007/04/04-17:20  No.[1480]
 
    現在、脇句に計四句の投句がありました。嬉しいです。

●沖より戻るサワラ捕る船      月子
●引鶴送る岬(さき)の崖(きりぎし)  希望
●客人(まらうど)迎えあたたかな里  千年
●向ひの島へ渡る海猫        いろは

月子さんの句は、発句が月子さんですからご遠慮願います。「捕る」は「獲る」とどちらがいいのでしょうか?
残りの三句を見比べ、色々考えましたが、次の句を脇句に決定いたします。

●引鶴送る岬(さき)の崖(きりぎし)  希望

理由:他の二句もいいのですが、この選句は私の単なる好みです。実際、鶴が空を飛んで帰るところを見たことはないのですが、テレビの映像で鶴がヒマラヤの高い山の上をV字型の列をつくって越えてゆくのを見たことがあり、感動をおぼえたことがあります。夜明け頃、空中を数度旋回し、やがて高度をあげて北を指して飛び去ってゆく様を古の人たちは「引鶴」「去る鶴」として別れを惜しんだのでしょう。今では鹿児島県荒崎、山口県八代にわずかに飛来するのみとのこと。
特に七七の結句(下七音の句)、「さきの・きりぎし」「わたる・うみねこ」は三・四調のリズムでいいと思いました。
ちなみに私の持っている『連句・俳句季語辞典 一七季』(編著者:東明雅・丹下博之・佛渕健悟・・・三省堂)によれば、「引鴨」も仲春、「あたたか」は三春、「海猫渡る」は初春になっておりました。季題は辞典によって違いもあるだろうし、時代によって変化もしてくるのでしょう。
いろはさん、発句、脇句とも応募していただいたのに申し訳ありません。めげずに投句お願いいたします。いずれにしても今回は同じ人が多くならないように注意して
なるべく多くの人が参加できるように選句するつもりです(三十六人以上の方が参加されると困ってしまいますが・・)。その場合、時には修正をお願いすることもありますのでご了承のほどを・・。

ということで、

 発句 春潮の黒を深めし夜明けかな    月子
 脇句  引鶴送る岬(さき)の崖(きりぎし) 希望

と揃いました。
次は第三の句で〜す。
注意点:@ここも季題は春になります。季戻りのないように。A起承転結の転の部分で、虚構の世界に入るところです。B句末は「に」「て」「にて」「もなし」「らん」の止め字になります。

 

大江月子   2007/04/05-10:24  No.[1481]
 
    ちちろさん
確認を一つさせてください。たとえば毎回付句を投句するのはお邪魔になりますか。もちろん一度句が採用された場合は当分の採用はあり得ないということなど承知です。ちちろさんの一人でも多くの人に参加していただきたいとおっしゃるお考えはに私も「みなさん〜投句して!」ってかんじです。連句の作法がよくわからないのですが毎回の投句は作法としては失礼だったりしますか。付句が3句以上になるまでは待つとされていますので4句で次へ進んでいくとすればやはり毎回一人の同じ人が入っていくのはいけないとも考えます。月子の日常もこれにかかりきりというわけではありませんが、自分の句をつけて練習してみたいという「連句」にはまっています。いろはさんがんばりましょう!
 

千葉 ちちろ   2007/04/05-12:28  No.[1482]
 
    月子さんへ。毎回の出句大いに歓迎です。
連句における付け順には二つのやり方があるようです。一つは膝送りといって、連衆が一定の順に従って句を付けていくやり方。もう一つは出勝方式というやり方です。これは、連衆全員が発句以下一句づつ順に付けてから、あとは順番に関係なく互いに競い合って出句し、良い句なら何句でも採用されるというものです。現代ではこの方式がほとんどではないでしょうか。ただし、沢山採用されればそれでよいかというと他の連衆との兼ね合いもあり、難しい面もあるようです。
 

千葉 ちちろ   2007/04/05-12:35  No.[1483]
 
    続き。(途中で間違って転送されてしまいました。)
この芭蕉会議ではインターネットを通じての連句ですから、連衆の人数が何人なのかは不明です。なるべく多くの人の句を採用したいと思う反面、出勝での良い句を採用したいとも思います。誤解を受けるかもしれませんがあとは捌きの気分次第です。できるだけ冷静に判断したいと思っておりますが平等にはならないと思います。
月子さんが毎回出句されるのは大いに歓迎いたします。他の連衆への刺激、勉強になるのではないでしょうか。
もちろん、良いと思った句は採用いたしますよ。頑張ってくださいね。
 

大江月子   2007/04/05-16:01  No.[1501]
 
    解説ありがとうございます。
それと連句の第三は「第一の難儀の場所なり」といわれ、「一巻の出来・不出来、脇・第三より極まるなり」と物の本に書いてあるそうですね。それをご存じの皆さんも多くいらっしゃってなかなか出てこないこともあるのでしょうね。ちちろさんも言われるように今この連句の連衆はどのくらいおられるのでしょう。
俳句もまだこれからの私が、怖いもの知らずというのもいいかなとそれでは第三を。
 糸柳演奏会におしゃれして  月子
 

市川千年   2007/04/06-10:34  No.[1502]
 
    第三投句「山笑ひ過ぎはせぬかと顔拭いて」(三春)


 

吉田久子   2007/04/06-16:18  No.[1505]
 
    第三の句投句します。

 十字路に入学の子らきらめきて  いろは


連句に連苦?してます。「刺激と勉強」ですね。



怖がらず、めげずに愉しんで学んでください。

 

吉田久子   2007/04/06-16:23  No.[1506]
 
    すみません。
上の最後の1行は先生のことばです。引用するつもりが間違って投稿ボタンをおしてしまいました。
 

山房の海紅   2007/04/06-21:38  No.[1518]
 
    第三の候補句、それぞれ面白く拝見。捌きのちちろ氏も嬉しい悩みを抱えて愉しんでいるにちがいない。ガンバッテ、参加していない人もしっかり学ばせてもらっていると思うから。
 

千葉 ちちろ   2007/04/07-07:59  No.[1519]
 
    昨日は、大学の入学祝賀会にお手伝い(卒業したのに、尾崎女王様からの命令!)に行ってきました。15日の総会までは一応会計としての責任もありますのでまだ身を引かせてもらえません。
さて、第三の候補句は本当に難しいですね。嬉しいのですが悩んでしまいますね〜。
第三は転の虚構の世界に入る部分といいましたが、後で見ると希望さんの脇句の「引鶴」がもうすでに現実と虚構のはざ間かもしれませんね。
候補句
●糸柳演奏会におしゃれして       月子
●山笑ひ過ぎはせぬかと顏拭いて     千年
●十字路に入学の子らきらめきて     いろは
いやあ〜、どれも面白い句ですね〜。

発句 春潮の黒を深めし夜明けかな    月子
脇句  引鶴送る岬(さき)の崖(きりぎし) 希望

と発句(三春、場)、脇句(仲春、自)ときました。
糸柳の句は晩春、自、山笑うの句は三春、自、入学の句は仲春、他ですね。場⇒自⇒自、場⇒自⇒他といずれの組み合わせもあるのですが、ここはあくまで私として連想の流れがつかみやすく、また普通は「輝く」という言葉を使う人が多いと思うのですが、「きらめく」という言葉を使ったいろはさんの感性、感覚、鑑賞がとても面白いとおもったので第三の句は、

●十字路に入学の子らきらめきて  いろは

に決定いたします。千年さん、月子さん、また次の句で頑張ってね。

四句目の注意点: @ここの季題は雑です。A月前の句になりますので五句目に月の句が詠みやすいような句がいいでしょう。
 

大江月子   2007/04/07-08:36  No.[1520]
 
    四句目

原っぱで拾ふ銀のブローチ
 

安居正浩   2007/04/07-21:27  No.[1532]
 
    四句目

書棚に並ぶアルバムの数
 

小出富子   2007/04/07-22:56  No.[1533]
 
    4句目
  
  制服のひだ躾をといて  富子
 

天野さら   2007/04/07-23:01  No.[1534]
 
    四句目に参加
日が暮れるまで鬼さんこちら  さら
 

千葉 ちちろ   2007/04/08-07:06  No.[1535]
 
    うわあ〜、またまたすごいですね〜。
正浩さん、富子さん、久々の登場で〜す。
四句目の候補句、
●原っぱで拾ふ銀のブローチ     月子
●書棚に並ぶアルバムの数      正浩
●制服のひだ躾をといて       富子
●日が暮れるまで鬼さんこちら    さら

感想:@正浩さんの「書棚」の句は新入生の子どもが生れた時からの写真の数々でしょうか。もう少し虚構の世界に入って欲しい感じがしました。
A富子さんの「制服」の句は前句の「十字路」にいる時間帯から家を出る前の時間に戻ったような気がします。また「躾をといて」の下七が四三のリズムで少し落ち着かない感じがします。
B月子さんの「原っぱ」の句は前句からの連想も飛躍していて虚構の世界に転じているし、下七が三四のリズムで心地よく感じました。ただし、発句が出て間もないので今回もご勘弁を!
Cさらさんの「鬼さん」の句は意表をついていて面白く感じました。下七は四三のリズムですし、「鬼」は釈教の部類ではないかとも思ったのですが、この場合は「鬼ごっこ」という子どもの遊びですから問題ないのではないかと考えました。下七も「こっちへ鬼さん」とか修正を考えてもみたのですが、かえって不自然な感じがするのでこのままでの良いのでは思い、今回の採用句は、

●日の暮れるまで鬼さんこちら   さら

といたします。他の方、本当にもうしわけありません。次の句で頑張ってくださいね。

次は月の定座です。もちろん、秋ですよ〜。
私も荷が重いですが頑張りますので、月の句に多くの応募を期待していま〜す。

 

千葉 ちちろ   2007/04/08-07:08  No.[1536]
 
    ごめんなさい。
●日が暮れるまで鬼さんこちら   さら

でした。「の」ではなく「が」でした。
 

大江月子   2007/04/08-08:39  No.[1537]
 
    月の定座

月代をビルの谷間に待つ老婆(おうな)

ちちろさんお気遣いのないように
 

小出富子   2007/04/08-23:40  No.[1541]
 
    ちちろさん
 投稿してすぐに、たんなる説明であることに気づき、失敗したと後悔しました。親切なコメントに申し訳なく思っています。「荷が重い」と、おっしゃっていますが、頑張ってください。よろしく、お願い致します。
 

市川千年   2007/04/09-11:59  No.[1542]
 
    月の句一句

お揃いの玉兎(ぎょくと)の皿にお饅頭

打越に「きらめく」とあるので、月の異名を使いました。式目に気を使いすぎかもしれません。
 

大江月子   2007/04/09-12:27  No.[1543]
 
    月代をビルの谷間に待つ老婆(おうな)

出してから気が付いたのですがこれは一句で一つの物語が出来上がっていると読めて、連句では一句で物語を作ってはいけないのではないかと思うのですが。課題です。
 

千葉 ちちろ   2007/04/10-07:11  No.[1551]
 
    五句目の月の句は8日の日曜の朝に入った月子さんの句以来、まだ計二句しか入っておりませんよ〜。
皆さん、ドシドシお願いしま〜す。
創作も大変ですが、選句も辛いものがあり悩んでます。
お互いに頑張りましょう!
 

大江月子   2007/04/10-08:44  No.[1552]
 
    ちちろさんどうされたのですか!「荷が重い」「辛い」などと、ちちろさんらしくないお言葉ですね。
投句がないのは捌き手のちちろさんのせいでも、また厚かましくも連続投句をする月子のせいでもない(?)と思います。月子はこんなにもおもしろい言葉ゲームに参加させていただいて、ほんとうにうれしく楽しいです。
もう少しゆっくりでも、ぜひ、がんばるというより捌き手として愉しんで続けて下さるようお願いいたします。この遅いスピードがすばらしい一巻につながるような気がします。お覚悟のほどを!
 

千葉 ちちろ   2007/04/10-09:09  No.[1553]
 
    月子さんの励ましを力に頑張りま〜す。
出句の催促はしていますがあせってはおりませんよ。
始めた以上は投げ出すつもりはありませんので愉しんでやるように努力しま〜す。
ありがとうございました。
 

市川千年   2007/04/10-10:31  No.[1554]
 
    月の句がまだ決まっていないようなので、訂正して再投句。
「大きめの玉兎の皿にお饅頭」

月子さんが、連句は一句で物語を作ってはいけないのでは、とありましたが、一句の独立したおもしろさも連句の魅力の一つですので、全然かまわないと思います。
 

大江月子   2007/04/10-12:07  No.[1555]
 
    千年さんありがとうございます。句が入ってこないので、ちょっとお話ししていいですか。

「お揃いの玉兎の皿にお饅頭」をどうして

「大きめの玉兎の皿にお饅頭」に直されたのですか。
「お揃い」が前の子どもの句ともつながっていて可愛いと拝見していたのですが。
 

千葉 ちちろ   2007/04/10-12:51  No.[1556]
 
    千年さん、月子さんへ。
敢えて言わずに、選句のあとに言おうと思っていたのですが月子さんから千年さんへご質問があったので私の考えを述べたいと思います。
「お揃いの玉兎の皿にお饅頭」の句は月の句とはいえないと思います。「玉兎(月)の(ような)皿にお饅頭」とは「皿のように丸い月にお饅頭(をお供えする)」とも取れるのですが「お揃いの」とある以上、複数の月のような皿という意味でしょうから、この句は皿と饅頭の句であり、月の句とは取れません。
修正後の句「大きめの玉兎の皿にお饅頭」も同様に、皿のような月にお饅頭とも取れなくもないですが、やはり月のような皿にお饅頭と取れるのではないでしょうか?
月あるいは月の異称であっても、この場合は空に出る月(ムーン)ではなく、月そのものを詠んでいない場合は月の句とはいえません。
ということで再度の修正をお願いしたいと思います。
念のため、月子さんの月の出を待っているような句は、月の出を楽しみにしてる思いを詠んだ句ですから月の句と認められます。
 

市川千年   2007/04/11-10:57  No.[1562]
 
    打越の「きらめく」に対して、実際の輝く月は避けたつもりだったのですが。実際の月をよまなくても許される場合(避けなければいけない場合)があります。例えば、月(玉兎)が描かれている皿等月の異称を使って。式目を間違って認識しているかもしれませんのでその時はご指摘ください。また、「月はあげても、下げても許される」ので、打越に月とさわるような句があった場合は、定座から下げて出す手もあります。ただ、言葉にこだわりすぎて、付け句の間口を狭めてしまったと反省し、再考します。
 

千葉 ちちろ   2007/04/11-11:49  No.[1563]
 
    打越の「きらめく」ですが、満天の空にきらめく星の光ならあるかもしれませんが、月がきらめくとは私は聞いたことがありません。また、発句から四句目までに、ムーンの意味でない月(例えば、月餅とか、睦月とか)の字が出ているわけではないので、敢えて月の異称「桂男」「桂影」「盃の光」「弓張り」「玉兎」を使わなくてもよいと思います(もちろん、使ってもよいのですが・・)。
千年さんの句は異称を使って、月が描かれている皿にお饅頭の句ですから、実際の月ではなく月の句とはいえないと思います。
同じく、二、三句前に夜分の句が出ているわけでもありませんので、月の句を引き上げてつけるか、少しこぼす必要もないと判断しておりますが・・。
千年さん、申し訳ありませんね。


 

市川千年   2007/04/11-12:03  No.[1564]
 
    どうも、小姑のような突っ込み方をしたようで失礼いたしました。それでは、月の句再投句
「食卓に杯(さかづき)並ぶ良夜なり」
4句目まで全部「外」の句だったので、「内」を入れてみました。仕事が手につきません、あああ。
 

市川千年   2007/04/11-12:35  No.[1565]
 
    良夜と発句の夜がさわる(ぽくりをはく)ので、変えます。食卓にさかづき並べ望の月
 

尾崎喜美子   2007/04/11-20:30  No.[1578]
 
    月の出を知らせる母の声を聞く
 

千葉 ちちろ   2007/04/12-08:57  No.[1579]
 
    やっと私に「歌仙をやれ!」と命令した尾崎女王様が重い腰を上げて登場いたしました〜。(ごめんなさい!)
既に選句された方は今回の出句を控えておられるようですし、8日の日曜以来それなりに日にちも経っているのでこの辺で決めたいと思います。

●月代をビルの谷間に待つ老婆(おうな)  月子
●食卓にさかづき並べ望の月       千年
●月の出を知らせる母の声を聞く     喜美子

以上の三句の中から次の句に決定いたします。

●食卓にさかづき並べ望の月   千年

理由:@望の月(十五夜の月)を賞翫する気持ちが溢れていると感じたこと。A千年さんのおっしゃるように外の句が続いたのでそろそろ内の句もよいのでは考えたこと。B脇句への出句から数度の修正を含め健闘された千年さんへ敬意を称したいと思ったこと。
以上です。千年さん、これで落ち着いて仕事に集中してくださいね。
ちなみに月子さんの、連句は一句で物語を作って・・云々の件については聞いたことはあるような気がするのですが私は詳しいことは知りません。千年さんのおっしゃるように一句で独立した句も魅力ではないでしょうか。ただ、月子さんの句は独立しているのでしょうか。
その後にBecause または Why?がくるような気がするのですが・・。
他の方は次の折端で頑張ってください!

折端の注意点:@ここも季題は秋です。望の月は仲秋ですから季戻りしないように。A次の初裏の破の一段を導くような句(気負わない句)がよいと思います。


 

千葉 ちちろ   2007/04/12-09:11  No.[1580]
 
    ここまでを並べてみます。

発句  春潮の黒を深めし夜明けかな    月子
脇句   引鶴送る岬(さき)の崖(きりぎし) 希望
第三  十字路に入学の子らきらめきて   いろは
四句目  日が暮れるまで鬼さんこちら   さら
五句目 食卓にさかづき並べ望の月     千年

以上です。
では皆さん、次の折端への沢山の出句おまちしておりま〜〜〜す!
 

大江月子   2007/04/12-09:53  No.[1581]
 
    折端

早稲の香分けて窯焼く里へ 
 

市川千年   2007/04/12-12:45  No.[1582]
 
    ちちろ様。月の句をとって頂き有難うございました。良くも悪くも「はまってしまい」、新聞の発行日を延ばすところでした。
ところで、捌きを支え、この座を盛り上げていく連衆の方は何人くらいいらっしゃるのでしょうか。飛び込みで付けられる方はそれとして、連衆の顔(数)が見えないITの座での捌きは、相対の座と比べて、大変だと思いました。(感想です)
 

大江月子   2007/04/12-15:25  No.[1583]
 
    それと私のような出し方はこの場にふさわしくないですね。盛り上がると思ったのですが、一人で暇をもてあそんでいるようで辛いです。しばらく休みます。
 

千葉 ちちろ   2007/04/12-16:54  No.[1584]
 
    今、出先から帰ってきました。
月子さん、急に何を言われるのですか?
私は歌仙が全て巻き終わったあとに月子さんに大々々敢闘賞でもあげたいなあ〜と思っておりました。
まだスタートしたばかりなのに、私は本当は恥ずかしくって投げ出したい気持ちなんですよ!でも月子さんや尾崎女王様の叱咤激励によって途中で投げ出したくなる気持ちを抑えてやり遂げようって心に決めています。
はじめは軽い気持ちで三句くらい集まったところから選句すればなどと簡単に考えていましたが、その中から選ぶのは勇気がいります。選ばれなかった他の方の気持ちを考えるともうやめたくなりますし、自分なりに少しは勉強もしなければならないと冷や汗をかきつつ色んな本をあさってもいます。まだ歌仙がスタートして五句目が終わったばかりなのに・・。
でもどんなことがあってもスタートした以上は最後まで私はやりますよ〜〜
今のところ概ね連衆として参加されている方は明後日の句会でお会いできる思いますので、そのときにでもまたお話ができればと思っております。
 

大江月子   2007/04/12-17:47  No.[1585]
 
    ちちろさんごめんなさい。
ちちろさんの選ばれなかった人の気持ちを考えるというのは、やめてくださるほうがいいと思います。選ぶのに苦戦されるというのはいい句の数が足りないのだと思うのです。
私はインターネットならではのもっとスピード感のある、丁々発止と句がとびだすという連句を期待していて、あっという間に5句は入ってしまって、置いていかれてしまうというようなのができれば面白いと思うのですが、このまま数の知れない隠れ連衆ばかりでは、私の楽しみが半減ということで、休んで様子をうかがおうかなとも思ってみたりしたのです。数の知れない見えない相手というのがやはりネット連句の課題ともいえるのかもしれませんね。こうなったら待って、待って、句をたくさん集めてから捌かれるというのはいかがですか。私も敢闘賞めざして一句に加わります。
 

大江月子   2007/04/12-17:53  No.[1586]
 
    苦戦ではなくて苦慮ですね。
それにしても連句は奥深く魅力的で怖くて楽しいですね。
 

小出富子   2007/04/13-10:01  No.[1587]
 
    六句目
  襷はずしてデザートの梨   富子
 

市川千年   2007/04/13-10:53  No.[1598]
 
    あの、私の発言が誤解されたかもしれないので、一言申し上げます。この座は、芭蕉会議の全ての人に開かれた、実験的な連句会だと思っています。「俳諧自由」何をやってもいい座だと。ちょっと式目を知っている田舎俳諧士みたいな講釈を月の座でたれてしまいましたが、「捌きが大変」だと言った意味は、例えば、私が月の異称の句を出した時、現場で顔を会わせていたら、「千年さん、ここはほんとの月をお願いしますよ。きらめくなんて言葉は関係なし」の捌きの二言(数秒)ですんだという意味。捌きに余計な時間をかけさせてしまった。後、座を盛り上げる連衆の意味は、裏返せば、捌きにかかるプレッシャーを分散できるということです。常連の顔が見えていると、そろそろ希望さんいかがですか、などと言って付け句を促せ、捌きの精神的緊張が持続しやすくなる。ちょっとここで、社長が来社したので、やめときます。
 

千葉 ちちろ   2007/04/13-16:54  No.[1599]
 
    千年さんはわかっていながらわざと私を試しているのだということは十分にこちらも承知していますよ。でも何度もいいますが、私はいくら試され、馬鹿といわれようと最後までやり遂げますよ。始めた以上は投げ出せませんから・・。
 

千葉 ちちろ   2007/04/13-17:54  No.[1600]
 
    続きです。
今、私は腹が煮えくりかえっております。
千年さんが今まで出した句はすべて実験的に出してみたといわれるのですね。
●松の緑のやがてさやかに
「さやか」が秋の季題と知っていながら誰かが指摘するまでは黙っていようとか、私がその前に体言止めといっているのをわざとはずしたりとか。
●お揃いの玉兎の皿にお饅頭
で、たった二秒ですむというところを私がどう出るかを試して能書きをたれたというわけですね。
捌きのやり方まで親切ご丁寧にご指導いただきありがとうございます。
しかし、これは私だけでなく他の連衆の皆さんを相当に馬鹿にしたやり方ではありませんか?
他の方は皆一生懸命に句を創って出しているのですよ。
あなたはかなりのベテランかもしれませんがすこし皆さんを見くびっているのではないでしょうか?
あなたみたいな方はこの座から出て行ってほしいです。
明日句会でお会いしたときに決着をつけたいと思います。

 

堀口希望   2007/04/13-22:01  No.[1602]
 
    巨人・ヤクルト戦をテレビ観戦し、巨人が勝利。いい気持でパソコンを開いたら、いきなりちちろさんの激論が眼に入りました。これはヤバイ!と、当初からの経緯を読み返してみました。私の感想ですが、千年さんに悪意は感じられませんでしたよ。「松の緑のやがてさわやか」にしても、「さわやか」が秋の季語と知って敢て詠んだというより、「弘法も筆のあやまり」と思いましたよ。月の常座にしても、ちちろさんと千年さんでは式目の理解が少し異なっているというだけで(続く)
 

堀口希望   2007/04/13-22:18  No.[1603]
 
    (続き)(そもそも、式目なぞというものは時代・人によって変わってきたもので、金科玉条のものではないわけですから…)、だからといってどうということもないものでしょう。だからこそ「捌き」がおり、連衆は「捌き」の判定に委ねるのでしょう。千年さんとしては、多少自分の式目観と違うにしても、ここは「ちちろ捌き」に従ったまでのことだろうと思います。
それにしても「退席」の発言はちょっと不穏当ではないでしょうか。(続く)
 

堀口希望   2007/04/13-22:29  No.[1604]
 
    ちちろさんの、すばらしい歌仙を巻こうという意気込みは心強くもあり嬉しいのですが、この発言はどうも納得できません。明日の句会までに(残念ながら小生は参加できませんが)、エンジンを少し冷やしてくださることを期待します。そして前言を取り消し、また心あらたに楽しく捌きを続行されることを切に祈ります。(以上)
 

堀口希望   2007/04/13-22:35  No.[1605]
 
    【訂正】「月の常座」ではなく「月の定座」でしたね。
我ながらそそかしい。
 

山房の海紅   2007/04/14-00:02  No.[1606]
 
     主宰の判断により、この付合をここで凍結いたします。会員の方にむけて、その理由を会員専用掲示板に示しました。

 悪しからず、御了承ください。
 



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