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 ■200810_02
 海紅   2008/10/17-13:08  No.[5841]
    牛の目に星の光りて末枯るる

ちちろ   2008/10/18-08:20  No.[5842]
 
    秋も終わり、寒い冬がやって来た。草木の葉末も枯れ果てて眼前に広がる風景は茫漠たる原野だ。人間社会も同様に乾いた心や、すさんだ思いばかりで、なんと嫌な事件の多いことか。この蕭条とした景色や思いの中で今、わずかの救いとなるのは牛舎に帰る牛の瞳に夜空の星の光が映っていることである。ほんのひとときのやすらぎである。

前句でミキキミさんと椎名さんより小生の鑑賞についてお褒めの言葉をいただきましたが、いつも「講釈師見てきたようなうそを言い」てなところでしょうか。適当なことを書いているだけです。
本当に皆さんにお会いしたいですね。

 

千年   2008/10/23-00:57  No.[5843]
 
    末枯るる日本に源氏千年紀

初めて、「末枯れ」という季語を知りました。
 

ちちろ   2008/10/25-07:23  No.[5844]
 
    6日間ばかり旅行に行っておりましたが、その間、皆さんからはあまりコメントが入っておりませんでしたね。ところで、千年さんは「末枯れ」を季語と思われているようですが、この句の場合の「末」は「野末」とか「葉末」を指していると思われ、季語はあくまで「冬枯れ」と同類の「枯る」と思いますが、小生の間違いでしょうか。
 

余一郎   2008/10/25-22:07  No.[5845]
 
    おじゃまします。

 ふるさとに近づくこころ末枯るる  高野素十
 ひかり飛ぶものあまたゐて末枯れる 水原秋桜子
 死は隣末枯草に靴うづめ      石田波郷

末枯れ〔うらがれ〕丁度いまの時季、草木の枝先や葉先
         が枯れてくること。
 

佐和子   2008/10/26-06:52  No.[5846]
 
     お早うございます。

余一郎さん少し安心しました。
 さてこの句の星の光は牛の泪でしょうか。
あす売られていく…‥動物は予知能力が優れているそうですから作者はシャイでロマンチストでいらっしゃる。
本当にシャンソンが流れてくるようです。
 

ちちろ   2008/10/26-10:54  No.[5847]
 
    余一郎さん。ありがとうございました。
「うらがれ」と読むとは知りませんでした。しかし、意味そのものの解釈は間違っていなかったようで安心しました。ホッ!
 

千年   2008/10/26-17:47  No.[5848]
 
    余一郎選三句。季語の幅を感じさせていただき、有難うございます。星の光は泪・・・
「共生は共死とともにある」という言葉を、宗教学者・山折哲雄氏の仙香i芭蕉をしたって、池あらばとんで芭蕉に聞かせたい と歌った高僧)についての講演で聞いたことがあります。
牛の目に星の光、末枯・・・「共生と共死」を分る風土の詩ではないかと、これまでの皆さんの鑑賞を増幅して感じました。


 

千年   2008/10/26-18:17  No.[5849]
 
    海紅先生!この場をお借りして誠に申し訳ありませんが、この句を発句にいただいて、白山連句の場で歌仙を巻きたいのですが。(時間はかかるかもしれませんが、是非御願いいたします)

 

山房の海紅   2008/10/27-17:44  No.[5850]
 
     光栄です。

 この場をお借りして誠に申し訳ありませんが、研究会活動その他も、もう少しで再開するつもりです。なにかとよろしくお願いします。
 



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